■10/26（月）第28回東京国際映画祭『FOUJITA』ワールドプレミア舞台挨拶
TOHOシネマズ六本木ヒルズ 13:50〜
登壇者：オダギリジョー、中谷美紀、小栗康平監督、クローディー・オサール、井上和子
拍手の中、キャスト、監督、プロデューサーのみなさんが入場。
向かって右から、フランス語通訳さん、クローディ・オサールさん、中谷美紀さん、オダギリ、小栗監督、井上和子さん、英語通訳さんの順に並ばれます。
司会進行役は、東京国際映画祭のコンペティション部門の作品選定ディレクターの矢田部さん（男性）。通訳は2人とも女性です。
矢田部さん：本作は小栗監督の10年ぶりの新作。主演のフジタを演じられたのがオダギリジョーさん。妻の君代役を中谷美紀さんが演じられます。
フランス側のプロデューサーに「アメリ」のクローディー・オサールさん、日本のプロデューサーに井上和子さんを迎えた日仏合作です。
小栗監督の新作をを第28回東京国際映画祭コンペティション部門のワールドプレミアでお迎えできて光栄です。
（いつも通りで、オダギリだけはわりと正確に書いたつもりですが、他の方はこんな話‥という感じです^^; ただ、合間合間に通訳さんの通訳が入るので、時間的にはとてもありがたかったです。。）
オダギリ：どうもみなさん、こんにちは。オダギリです。
えーっと〜今日がスクリーニングの1回目、ということで、えー初めて日本で観てもらう機会ということなんですね。
えー、ま、こういう大きなスクリーンで、あの‥いい環境で観るに適した、すごく美しい作品になっていますので、えー、是非楽しんで帰っていただきたいと思います。ありがとうございます。
中谷さんのドレスは大人のセクシーさはもちろんですが、意外とチャーミングさもある感じのもので、ちょっと意外でした。
オダギリは、黒のジャケットの裾から長く出ている白いシャツの裾のような部分が、歩くととても上品に優雅にヒラヒラと揺れる‥。それが本当にステキで、ついそればかり見ていました(笑)
中谷さん：昨年の東京国際映画祭でミューズというのを務めさせていただき、コンペティション部門に自分の作品で参加させていただくことが夢と申し上げたのですが、早々にその夢が叶い嬉しく思っています。
今日来られている方は映画ファンの方？それともフジタのファンですか？
小栗監督が10年ぶりに撮られた作品で、映画史に刻まれる、絵画のような美しい作品です。
そして、オダギリジョーさんがとても美しい佇まいで、流暢なフランス語で、フジタそのもののようです。
とてもセクシーなオダギリジョーさんを観られると思いますので、楽しんで下さい。
いつものように自然におろした手を、前で組んで立っていたオダギリですが、中谷さんの「セクシー」という言葉に、ほんの少しだけ『ニヤ。』(笑)
その一方(?)で、私はと言えば、『え、この人ってそう言えば（「おかしの家」の）太郎！？』という余計なことを思い出し、頭が混乱しかけていました(笑)
このお洒落で雰囲気あるヘアスタイルをくしゃくしゃっと下ろしたら、あんな髪型になるのかな‥いや、髪がどうとか言うより、とても同じ人に見えないんですけど。。
その頃オダギリはと言えば、通訳の方が「Sexy」と通訳している時にも、ちょっと照れくさそうに？またニヤ。としていました(笑)
小栗監督：今日が世界での初上映です。前の作品から10年、この企画がスタートして約3年。井上さん、クロ―ディーさん、2人の優れたプロデューサーと出会い、オダギリくん、中谷さん、フランスの俳優さんと仕事をして、私にとって初めての合作映画となりました。
フジタの絵画は映画でも使わせていただいていています。いわゆる伝記映画ではなく、1920年代のにぎやかなパリの時代と、1940年代の戦時の日本という、異なる時代と文化をまたいで生きたフジタを描きました。
フジタの絵を貶めるようなことにならないように、いい画像にしようとみんなで仕事をしてきました。どうぞ楽しんでください。
クローディー・オサールさん：皆さまこんにちは。本日は「FOUJITA」のワールドプレミアに来ていただきありがとうございます。
小栗監督のお仕事ぶりは存じ上げていたので、一緒にお仕事が出来て光栄です。
私の役割はフランスでの撮影のお手伝いでしたが、映画の前半の賑やかな時代を現在のフランスで再現するにあたって、どこでどのように再現するかをリサーチし、特殊効果もいい仕事をしてもらい、素晴らしい作品に仕上がりました。
大好きな女優の中谷美紀さん、素晴らしい俳優のオダギリジョーさん、フランス語もとてもお上手なんですが、みなさんといい仕事ができました。
井上さん：話したかったことは全部中谷さんが話して下さったので、わたくしからは１つだけ。
オダギリジョーさんの藤田嗣治がほんっとに素晴らしいです。見事です。
わたくしはほんとにオダギリさんが主役で出られて幸せだった思っています。
これからそれを確認していただけると思いますので、ゆっくりお楽しみ下さい。
思わず太字にしていまいましたが(笑)、『オダギリジョーさんが本当に素晴らしい』と言われた辺りで、オダギリ、ちょっと笑みを浮かべながら俯き気味になっていました。
そして私は涙目になっていました(笑)
井上さんが本当に、「ほんっとに素晴らしい」と思いを込めて言われているのが伝わってきたので‥(>_<)
言葉は正確ではないかもしれませんが、「彼に主役を演じてもらえて私は幸せだった」というようなことを言われた時、胸がいっぱいになりました。
ああすごいなぁ！ほんとすごい人だなぁオダギリジョーって！
身体の内側で自分の声にならない声が響いているのを感じました(ToT)
ここからフォトセッション。‥の前に、司会の矢田部さんから「10月29日は小栗監督の70歳の誕生日」という紹介が。
舞台袖から花束を持った人が現れ、オダギリに赤い花束、中谷さんに白い花束を渡します。
オダギリは花束を監督に渡した後、中谷さんを見て何かおかしそうに笑いかけている。。
（オダギリを見ていたからか気付かなかったんですけど、中谷さんは花束を渡した後、監督の頬にキス（の素振り）をしていたんですね〜）
オダギリ：（また笑っている）‥おめでとうございます(笑)
‥中谷さんからチューしてあげて下さいって言われて(笑) ‥そぉんなん無理でしょ！(笑)
中谷さん：してあげて下さい〜！
オダギリ：いやいやいや！そんな！(笑) おっさんがおっさんにみたいなこと！‥っふふ！(笑)
ちょっと無理ですね、それはね(笑)
このやりとりに被るように、即「‥kiss‥」なんて通訳されている通訳さん、いい仕事なさってます(笑)
中谷さん：おめでとうございます。70歳の記念となる年に「FOUJITA」でお目にかかれたこと、ほんとに感謝しております。
この映画を通じて、多くの方々が日本の映画に興味を持って下さることを願っています。
小栗監督：戦後70年という意識はあるのですが、自分が70歳という意識はありませんでした(笑) 思わぬプレゼントをもらいました。ありがとうございました。
その後、フォトセッション。
そして拍手に送られてみなさん退場‥かと思いきや。
クローディー・オサールさんと井上さんは客席で一緒に映画をご覧になっていたようでした*^^*（上映後、客席に監督もいらしたので、監督もだったのかな^^）
gurayuさん＞
（13/3/30）
（13/3/29）
（13/3/23）
（13/3/21）
（13/3/19）
（12/12/21）
（発売延期）
（12/10/17）
（2012/6/6）
（12/4/27）
（11/11/9）
（11/11/9）
（11/11/9）
（11/8/26）
（11/7/7）
（11/7/1）
（11/6/1）
（11/4/27）
（11/1/26）
（11/1/26）
（10/9/18）
（10/9/18）
（10/9/1）
（10/8/12）
（10/4/23）
（10/4/13）
（10/3/26）
（10/3/24）
（09/12/22）
（10/1/20）
（09/9/16）
（09/9/4）
（09/8/28）
（09/7/21）
（09/6/10）
（09.5.27）
（09/3/11）
（09/1/28）
一番乗りでお礼申し上げます。
文字起こしをしてくださるだけでもありがたいのに、
AKIさんの観察記録(!)もばっちり入っているので、
本当に読むのが楽しいし、画像的にもはっきりと
頭に浮かびます。ありがとうございます。
下町のお兄ちゃんもパリ在住の画家も見ることができて…
ファンとしてもすごく贅沢なシーズンになりそうですね。