（すみません、昨晩気付かないまま、30分ほど未完成のものをアップしてしまっておりました‥＾＾；見てしまった方、失礼致しました）


「転々」‥初日にして既に5回くらい観たことになっていますが、回を重ねるごとにじわじわじーんと来ています。
1回目の時には「転々」で泣ける（泣くまではしませんが‥）なんて思いもしていなかったのになぁ。。

新宿2回目の舞台挨拶は思いのほかいい席だったことと、お話を書き取ることが全く追いつかなくなったこともあって、かなり普通に見てしまいました＾＾；
ですので、会話等はかなり不完全ですが覚えている限りの様子を盛り込んでみたいと思います(^^ゞ



■11/10「転々」初日舞台挨拶（新宿２回目）
テアトル新宿
登壇者‥三木聡監督、オダギリジョー、三浦友和、吉高由里子


１回目に続いて、小走りで入場する三木監督（笑）。

三木監督：
ハイ！え〜‥（略←いきなり＾＾；）

この出だしに舞台上の他の方々はニヤニヤ。これは1回目でのことがあったからじゃないかなと＾＾

オダギリ：
ハイッ、オダギリです〜

ここで1回目を観ていた方はもちろん、そうでない方にも“オダギリが三木監督の真似をした”ことは伝わったようで、場内に笑いが起こります。
オダギリもそれを承知の表情‥のようです（笑）。

オダギリ：
‥ちょっとひねくれた考えかもしれないですけど（というようなことをボソボソ言ってから）、この作品（の評判は）大丈夫なのかなって思っていたんですけど‥、僕はいろんなところでたくさんの取材を受けていますが、評判がいいのがすごく嬉しくて。
（多分他の人は、出演作について）まぁ僕には悪いことは言わないとは思いますけど‥この映画が評判いいのは相手のしゃべりでわかるんですよ。（真剣）　　
ほんっとにいいです！

‥と言い切った後、

オダギリ：あ、僕の（評判の）ことじゃないですよ？

と慌ててフォローするオダギリがカワイかった‥*＾＾*
本当はもっと細かい言葉で話していたのですが、オダギリの『真剣、流暢』な熱のこもった喋りにはあまり慣れていないせいか思わず見入って＆聞き入ってしまっておりました‥

オダギリ：
とにかく評判がいいです。
そんな評判を倍返しくらいにして広めていただければなと思います＾＾

オダギリが「評判が良くて本当に嬉しい」ということを、こんなに力を入れて率直に語っている姿は初めて見た気が‥。
ああ、宣伝のためでも監督へのリップサービスでもなく、本当のことなんだな。
そうこちらの胸にストーンと入ってくるようなオダギリの表情と言葉に、ちょっと感激してしまいました
三浦さん：
個性的な方々と共演させていただけて幸せ。
三木監督のような監督に、僕のような正統派に声をかけていただけて（ちょっと澄まして笑いを取るような表情で/笑）とても嬉しい。
また是非よろしくお願いします。（監督に）
今日は何を着てこようかと思ったんですけど、オダギリさんには勝てない。
なので、自分らしい格好で来ました。

‥と、ここでいきなりオダギリの方を向いてマジマジと眺め、
「‥オムツ？」
確かにオダギリの身体を前後から挟むように、前と後ろに白いダラ〜ンとしたものが2枚垂れ下がっていますが‥（笑）。これにはさすがのオダギリも苦笑いです。
更に足元を見て、
「‥モモヒキですか？」
と言いながら、レギンスのようなパンツを屈んでつまんでみたり‥
そして“みなさんこれどう思います？”と言わんばかりの表情で、
「この尖がった靴。‥サンダル？」

が、言うだけ言っておいて次の瞬間、

三浦さん：えー今回の「転々」は‥

と、さんざんおもちゃにしたオダギリを放置して、何事もなかったかのように舞台挨拶を再開する三浦さん（笑）。

オダギリ：（え。という顔で）僕は恥をかかされただけですか？

三浦さん：置いてきぼりにしちゃった？（狙ってました的表情で）

わ〜ふふみをいじめたお兄ちゃんへお父さんからの仕返し？（笑）
三浦さん、こういう面もある方だったんだなぁ（笑）。
その後、『オダギリさんの美的感覚、個性的感覚には本当に驚いた』というような話や、テアトル新宿にはよく来ていて、三木監督作品もここで観たという話をされ、最後に、

三浦さん：（この）映画には兄が出ています＾＾

とお茶目な一言でシメていらっしゃいました（笑）。


吉高さん：
初めまして。吉高由里子です。『こんなに評判がよくて‥』‥

オダギリが言ったばかりの話だったからか？？‥なんだかもうそこだけで三木監督に何か訴えるかのように笑い出しているオダギリ。
顔に手をやって、鼻辺りをつまむ（？）ようなポーズでクスクス。
いや〜自分の挨拶中にこんな人がいたらやりづらいよね‥＾＾；

吉高さん：
‥すごい楽しい（作品だ）と思うので観てください。



ここで、1回目と同様、キャスト同士の質問コーナーが。

＜吉高さん→三浦さんへの質問＞　

まず最初、吉高さんからの質問の前に、『ネタバレにならないよう』との配慮から、汐巻さんが「実は映画の中で、三浦さんが擬似家族とあるものを食べるシーンがあるのですが‥」と前置きをされます。
そしてさぁ吉高さんからの質問です！ということで‥‥‥

吉高さん：映画の中のォ擬似家族と最後に食べるのは『カレー』（←もちろんネタバレキーワード/笑）ですがァ〜‥

『えぇえ〜〜〜！？』‥と舞台上から沸き起こるブーイング（笑）。

オダギリ：え‥（ここにいる人たちって）まだ観てない人たちでしょ？＾＾；

会場内で一番最後に事態を悟ったらしい吉高さんは（笑）、キャーーー！！とジタバタした後、観客からの視線を避けるように三浦さんの背中にコソコソと回り込んで隠れます（笑）。

やり直しバージョン：Ｑ：三浦さんが最後に何か食べるとしたら何がいいですか。

三浦さん：（当然という表情で）‥妻の手料理ですよ＾＾

1回目と同様、一瞬にして『おお〜〜〜！』という感じの拍手に包まれた会場でしたが、その中でなぜか立ち位置から大きく下がって、身をよじらんばかりにエラく笑っているオダギリの姿が‥‥。え、ここ笑うとこなんですか？＾＾；
（その後、みなさんから「立ち位置ここですから」と指導されて、ちゃんと戻っていました/笑）

そしてそして。ここからメモが特に入り混じっていて、話の順に不安があるのですが‥



＜三浦さん→オダギリへの質問＞
　
Ｑ：そのステキなふさふさヘアが１年後全部無くなっていたらどうしますか？

ちょっと驚いたように「全部ですか？」などと三浦さんに質問内容を確認しながら（笑）、後頭部を触りつつ、

オダギリ：そんなにふさふさでもないですけど（笑）。

なんて呟いているオダギリ。ちょっとかわいい‥

オダギリ：僕は役によって髪型を変えたい方なんですけど、昔からカツラの方が楽だなと思っていたんで‥（と言いつつ、三浦さんの方を向いて）え、選択肢としてはどんなバージョンがあるんですか!?

‥別に選択肢などなく、単にどうするのかという話だったようなのですが（笑）、オダギリの言う「バージョン」の中には一体どんなイメージが‥もしかしたら植○増○なんてのもあったのかなぁ（笑）。

三浦さん：（観客に向かって）（オダギリくん）本人は髪型をいろいろと変えてると思っているようですけど、実はそんなに変わってないんですよ？

オダギリ：（一瞬え？という反応のあと、あ〜という表情で）今の髪型ではそうですね‥

と、また後頭部辺りに手をやって納得顔（笑）。
この後にもいくつかやりとりがあった流れの中で、

三浦さん：だって「オダギリジョーなんだもん」みたいなとこあるよね？

オダギリ：まぁそういうとこ、ありますね。

そして、

オダギリ：なので（そのまま）坊主でカツラ（使用）ですかね。

汐巻さん：普段は？

オダギリ：基本カツラで。（キッパリ）

汐巻さん：率直なお話、ありがとうございました。

という感じで終了（笑）。
でもでも‥‥最後の3行ってちょっと笑えません!?（笑）
私はもう内心おかしくておかしくて‥
私が受け取った感じからすると、オダギリとしては
「坊主になったら、普段は基本カツラでいろいろなヘアスタイル（＝オダギリジョー）を楽しむのも楽でいいかも」
というニュアンスかなと思ったのですが、汐巻さんの「率直なお話、ありがとうございました」という一言で、オダギリの言葉がまるで
「普段はハ○隠しのためにカツラ使用ですかね」
みたいな感じになって‥いたような!?（笑）
真実はわかりませんが、私にはそう聞こえてしまい‥1人ニヤニヤでした。

汐巻さん：三木監督にとって、このテアトル新宿はホームグラウンドのようなものですね。

三木監督：そうですね、「イン・ザ・プール」「ダメジン」「亀は意外と速く泳ぐ」「図鑑に載ってない虫」で、これが5本目。みんなここです。



＜オダギリ→三木監督への質問＞

Ｑ：現代はスピード時代ですが、どのくらいなら勝てそうですか？

三木監督：全然（質問の意味が）わからない＾＾；（吹き出す）

オダギリ：いろんなスピードがあるじゃないですか。三木監督ならどれくらいなのかな〜と‥

三木監督：どんなスピードだろう。（走りなら）園子温には勝てそう（笑）。

オダギリ：あ〜園さんは走れなさそうですよねぇ。（マジメな顔で/笑）

「時効警察」の監督の中では「（走りでは）僕が勝つでしょ」と自信をのぞかせ、更に足の速そうな監督はいないか、あれこれお名前を挙げる三木監督でしたが、

オダギリ：「監督」って長距離は得意そうですよね。

という話から、『監督』って持久力あるよね〜という風に納得の二人。

オダギリ：あ、李監督っていますけど、焼肉ばっかり食べてますよ！体力ありますよ。

三木監督：あ、「スクラップ・ヘブン」の。

オダギリ：ええ。

ここで急に元気が無くなった三木監督（笑）、『喧嘩しないようにしないと‥』と呟いていらっしゃいました‥（笑）（李監督は若いですしね〜）



＜三木監督→吉高さんへの質問＞

Ｑ：生まれた時から今までで最大の大ボケはなんですか。（‥‥笑）

吉高さんの話だからというんじゃなく（笑）、私が正確に内容を把握できないようなお話だったのですが

吉高さん：仲良くなった夫婦がいるんですけど〜（その一言だけで場内には『？？』な空気/笑）、その人たちと○○○○（忘れました）に乗っていて、覗いたらＨ（型？）のところがあったんで、そこに寝たら気持ちよさそうだね〜って寝ていたら、救助隊の人が来たんですよ‥死んでいると思って。

吉高さん：（特にこれといった反応のない場内の空気を察して）
‥っていいですね、そんな話は＾＾；（‥と、自己完結で終了/笑）

Ｑ：今だから言える「転々」での失敗は？

必死の様子であれこれ考えた後、

吉高さん：失敗を成功に変えるのが三木監督です〜！！

とひと叫び（笑）。
私は『あ、うまい！』と思ったのですが（笑）、オダギリは苦笑、三木監督は「なんか俺が失敗したみたいになってるんだけど＾＾；」とボヤいていらっしゃいました‥（笑）


最後に監督からの挨拶。

三木監督：
これだけの役者さんに恵まれて完成した作品なので、もう１回「転々」は撮れないと思う。
（メモには「しょーもない映画」「一期一会」と書いてあったのですが、前後の文が思い出せず＾＾；）
恵まれた環境を共有できたのはありがたいなと思っています。
散歩しているように映画を映画館で観て、そのあと散歩に行っていただければ‥更に他の人にも声を掛けて下さったら嬉しいです。

三木監督の使われる「散歩」という言葉がなんだかとてもあったかく感じられて‥‥ああそんな風にこの作品を見られたら最高だなぁ！！(>_<)‥そんな感激が私の中にありました。


汐巻さん：今日は女の人が多いですが。

三木監督：ほんとですねぇ。これだけの人に入っていただけて本当に嬉しいです。

汐巻さん：（観客に）小ネタ王の三木監督が大ネタを仕込んだ作品になっています。

これまでも、汐巻さんが「小ネタ王」などという言葉を使うと、
「小ネタ王って‥！小ネタに位なんてあるんですか＾＾；」
とボソボソ突っ込んでいた監督（笑）。
そういえば「イン・ザ・プール」の時にも、「小ネタ界の鬼才」と何かに書かれたことに対して、「“小ネタ界”ってどんな世界だ!?＾＾；」とブツブツ言われていましたっけ‥（笑）

汐巻さん：よろしければまた劇場に足をお運びいただくと、オダギリさんが『　柿　』を拭くハンカチがハンカチ王子と同じだということなんかも‥‥

その瞬間、舞台の上を走る『‥‥』
そう、この場にいるのはこれから観るお客さんたちです〜（笑）
　
『ネタバレでしょ〜！（笑）』
と、今度は汐巻さんが壇上の方々から突っ込まれたところで、2回目舞台挨拶はお開きとなりました。
おわり（笑）。