昨年某日都内某所。当時撮影されていた「転々」のロケで、人生初のエキストラ体験を致しました。
撮影日も間近になった頃、参加予定者のキャンセルが重なって困っているということで、急遽完全部外者だった私にも人づてに声が掛かり、行くことにしてから調べてみると、なんと岩松了さん、ふせえりさん、松重豊さんが来られる日とのこと！
この頃はまだ「帰ってきた〜」がスタートするなんて全く知らない頃でしたが、そんな方が来られるなんて〜ｖとちょっぴりワクワク。
（実は、この日の参加をキッカケに、後日もう1日行くことになるのですが、それ以外にもいきなり「パッチギ！２」への出演依頼（？）が来たりも‥（笑）
井筒監督の現場だったら行ってみたいな！と思ったのですが、そちらはあまりに直前過ぎてダメでした。。で、改めてエキストラ集めって大変なんだなぁと実感‥(>_<)）

撮影日当日。
撮影場所は、街中ながらひと気のない見通しのいい場所で‥ふと見れば、すぐ近くにスタッフに指示を出しながら行ったり来たりしている三木監督のお姿が。
キャップに長髪、派手なジャンパーは「イン・ザ・プール」公開時の時のイメージのままで（「イン・ザ・プール」は初夏だったので確かアロハシャツ姿でした‥/笑）、思わず『三木監督〜』と心の中で呼びかけてみたりはしたものの＾＾；当然ながら表情は怖いくらいに真剣そのものです。

暫くして‥‥少し離れたところに、他の方よりも身長が頭１つ2つ抜け出ている人を発見。あっ、松重さん！
よく見ると、その麓には（コラコラ‥）岩松さん、ふせさんも。
岩松さんもふせさんも、ほぼ熊本課長と又来さんのイメージのままという感じの髪型、ラフな衣装です。
松重さんは「血と骨」舞台挨拶以来のお姿でしたが、私にとってはやっぱり積年の思いがある方なので、こんなに間近でお会いできるとは‥と内心かなりの感激モード

撮影シーンは、映像にすると多分あっという間？という感じでしたが、そんなシーンの中にも、いくつか三木監督らしい生小ネタが仕掛けられているのを発見し（例えば、元々そこに存在しているものを三木監督流にアレンジしていたり、さりげなく日常の中にあるシーンを大袈裟にしていたり‥）、感心＆感激しながらも、『「転々」ってシリアスな作風じゃなかった!?‥のね、やっぱり‥』とちょっと驚いたりもして＾＾；

意外に待ち時間は短く、リハーサルがスタート。3人のセリフが毎回よく聞こえました＾＾
撮影しながら移動した場所から、元の位置に戻る際、三木監督とふせさんが1度ツーショットで戻って来られたことがあり、横を通り過ぎる後ろ姿を『ご夫婦ショット』‥なんて目で一瞬眺めてみたり‥。でもその瞬間聞こえてきたのは、三木監督の指示とふせさんの「はい。」という返事。
ニヤニヤ視線を送っていたりしたら（送ってはいませんが）怒られそうな雰囲気でした＾＾；

撮影は予想よりはるかにスムーズに終了。（すみません、中身がなくて‥）
私を含むエキストラの人たちがゾロゾロと待機場所に戻る中、ふと視線を上げると、その道を逆行して来られた岩松さんがすぐ目の前にいらっしゃって、目が合った瞬間、「お疲れ様でした＾＾」と笑顔で声を掛けて下さったのでした。
そのあと続いて来られた松重さんも‥
私の視界イッパイに飛び込んできた岩松さんの笑顔は（本当に“ビッグ”な笑顔でした！/笑）どちらかというと『いつも可愛く半笑い』の熊本課長と違って（笑）、全開に優しかった。
松重さんは高い頭を屈めるようにして、ちょっとシャイな感じの笑顔で挨拶して下さいました。
2、3秒の出来事ですが、「血と骨」で演じられた高信義役のように、真面目な誠実な印象を受けました*＾＾*（松重さんの顔は反対に小さかった‥/笑）

もちろん私だけにではなく、すれ違う人に声を掛けられていたと思いますが、毎回毎回こんな風に挨拶されているんだなぁ。
役者さんにとっては慣れた光景でも、こちらにとってはそれこそ一生モノの瞬間。
私にとってのそんなシーンに、まるで熊本さんが押す「時効」のハンコのようにくっきりしっかり（笑）笑顔を残して下さったお2人に感謝感謝でした。

その後、記念品を受け取り、参加者はそれぞれの方向に散ったのですが‥ふと見ると私の行く手（普通の歩道脇）にふせさんを含む３人が立っていらっしゃる！
思わず会釈をしながら通り過ぎようとしたところ、そんな私に気付かれたみなさんが、今度は「ありがとうございました！＾＾」と声を揃えて言って下さったのでした。

転々とした急な話でビックリしたけれど、家から少々遠かったけれど、寒い季節の撮影だったけれど、これといってお役に立てるようなことはしてないけれど‥やっぱり来てよかったなぁ‥！
そんな‥幸せ〜な気持ちで帰路に着いた日でした*＾＾*
（2回目のオダギリ出演の日に関しては、また公開後にでも？？書くかもしれません）