(下の記事に「ボクらの時代」の関連記事を追加しました)

阪本監督が舞台挨拶をされる回に行ってきました*^^*
人数がとても少ない会場で、監督もじっくりとお話して下さいました。
オダギリ話題は少なめですが、またまた本当に素敵な裏話をお聞きすることができました
是非お読みいただければと思います。
(来週オダギリが舞台挨拶をする回がありますが、私はその日東京にいないため行けません)



■10/28(土)『エルネスト』舞台挨拶
アップリンク渋谷  12:25の回上映後
登壇者:阪本順治監督
MC:伊藤さとり

開口一番、 「えーカボチャの日にありがとうございます」と目を伏せてぼそっとおっしゃった阪本監督(笑)
それでやっと、自分がハロウィン直前の週末に、渋谷などという大変な場所にいることに気づきました^^;(警察官がいたり仮装の人をちらほら見て、ハロウィンが近い‥とは思っていましたが)
以下、ご挨拶、伊藤さとりさんからの質問、観客からの質問などに答えて下さった阪本監督のお話内容から、特に印象深かったものをいくつか。。


・ゲバラ役のホワンくんがまずキューバのメイクさんを連れて来日した。
東京にも滞在したが、東京は水が合わず、広島の土地柄の方が落ち着いたということだった。

・キューバのスタッフが、日本の道路の黄色いのは何だと訊くので、視覚障害者の人のためのものだと言ったら泣いていた。(‥というようなことを会場まで歩きながら思い出していらしたそう)

・その後
「いろいろご感想あるかと思いますけど、あの‥‥‥‥‥
‥僕はこの映画好きなんです(ふふっ笑)
よろしくお願いします」

私の勝手な印象ですが、阪本監督ってあまりそういうことはおっしゃらない印象があったので、直接そんな言葉をお聞きできてとても嬉しかったです(T_T)

・献花するシーンのおじいちゃんたちは実際のフレディのご学友。
1人は元ハバナ大学の学長、元医学部長、あと二人は現役のお医者さん。
取材をさせていただき、彼らから聞いた話をどんどん脚本にしていった。

・献花のシーンはお花を渡して、一言ずつフレディに声を掛けいただくということだけをお願いして、演出は一切なし。
1回きりの撮影のつもりだったのが、撮影中一人のおじいちゃんの携帯電話が鳴って、「今、どこ」と奥様から(笑)
「今、撮影してる」と言う横から他の3人が「お前はそんなに嫁が怖いのか!」(笑)
申し訳ないがもう1回撮らせてもらった(笑)
何も情報がないまま対岸警備に行って、ただただお腹が空いたというような話など、学生時代の話を聞いてそれを台詞にした。あの方々に支えられた。

(広島の当時の景色の再現についてもいろいろと話して下さったのですが、その中から特に印象に残ったお話を)

★当時、原爆ドームの右側に広島市民球場があって、照明のスタンド(「いわゆるハエ叩き」と表現されていてなるほどと)があったのでそこも変えた。
広島の方にお聞きすると、その広島市民球場の明かりが灯った時、やっと平和が訪れるのかなと思ったという印象的な照明。そういう、リアリティ+思いにも応えたいと思った。

★チェ・ゲバラが一人で写真撮りに行くシーン。
回りにいた人への取材では『チェ・ゲバラが写真を撮った記憶がない』と。だから、夜行列車の時間までにひとりで抜け出して撮ったんだろうと考えた。

★撮影しながらふっと泣きそうになったこと。
そのチェ・ゲバラが一人で写真撮りに行くシーン。撮影は離れた所からだったので、指示だけしてホワンくんにやってもらったところ、彼は献花の時には敬礼したが、2回目(もう一度一人で訪れたシーン)では頭を下げた。これは演出ではなかった。
演技ではなくて、慰霊碑に対して本当の気持ちから自然と頭を下げたと感じた。キューバの人は、黙祷の時には頭は下げないのに彼は頭を下げた。ちょっとグッと来ました。



実はこの★は私がした質問に対して答えて下さったことの一部です。(まだまだ長いお話をして下さいました)
あと、オダギリの舞台挨拶衣装についているゲバラのプリントについて、Tシャツを切って‥ということは知っていたのですが、毎回衣装が変わる度変わっているようなので、その辺をお訊きしてみたところ、

★オダギリくんは昔からチェ・ゲバラのファンでTシャツをたくさん持っているんです。それを切り抜いて衣装に自分で貼っているんですよ。
それも同じプリントを使っているんじゃなくて、その都度違うTシャツを切り取っていたらしいです。


‥とのお話でした。
腕についていた小さめのプリントもTシャツのプリントだったんですね。しかもすべて自前のもの‥!
その話題は初日舞台挨拶でもちらっと出ていたのですが、一部聞き逃してしまったところがあったのでスッキリ。
そのお話を受けて、伊藤さとりさんも声をひそめつつ(笑)

★違う作品のことを言っちゃいますけど、「南瓜とマヨネーズ」の(完成披露試写会?の)時にもそのシャツを裏に着込んでらっしゃいました。
それだけオダギリジョーさんも
(作品を?ゲバラを?)愛してらっしゃるんですね〜


と教えてくださいました^^

舞台挨拶後のロビーで、私が既に複数回作品を観ているとわかっている阪本監督から、「お金をいっぱい使ってもらって(ニヤリ)」という感じで言っていただきました(笑)(試写会もありましたが笑)
でもまた観たくなってきています‥!
実は私の両親は監督と(もちろん年齢は違いますが)高校が同窓。そんなお話もできて、とても楽しく幸せなカボチャの日となりました^^