先週土曜、松田龍平さんも出演するこんな番組があったので、なんとなく録画しておいたところ、予想以上に面白い!!!!内容で、2時間があっという間でした。
番組冒頭、赤い絨毯が敷かれた階段を下りてくるのは各出版社代表の編集関係の方たち。手には自分たちが手掛けられた辞書。普通のサラリーマン風中年の方々(失礼‥^^;)ですが、その画がもうなんともカッコよくて、うわあーーー!!!とイッキ観(笑)。
実は、番組の最後の最後にオダギリ(というか西岡さん)に関する話題が出てきたのですが、その前に、興味深かったエピソードのごくごく一部^^;を紹介しますね。

<追記>
↓この文章を打った後で、4/11に再放送があるのを発見しました^^;
どんな番組?と思われる方は参考に読んでいただいたらいいかと思いますが、よし観てみよう!という方は読まずに観られたらいいかもしれません
知られざる国語辞書の世界(BSジャパン)


■3/23(土)「知られざる国語辞書の世界 テレビ史上初!ことばサミット」
BSジャパン

■まずは、編集者の方々が階段を下りてくる際に流れた、各辞書紹介のナレーション。
これだけでも『わかりやすい〜!!』と感心でした。

『一家に一冊。辞書の代名詞』
「広辞苑」(岩波書店)‥編集者平木さん(男性)

『日本語の伝統を守り抜く。頼れる1冊』
「岩波国語辞典」(岩波書店)‥編集者赤峯さん(女性)

『日本語の今を追い求める。辞書界のワードハンター』
「三省堂国語辞典」(三省堂)‥編纂者飯間さん(男性)

『指名数ナンバーワン。日本で一番売れている辞書』
「新明解国語辞典」(三省堂)‥出版局長瀧本さん(男性)

『古語から専門用語まで。現代人の生活に寄り添う究極の実用書』
「大辞林」(三省堂)‥編集者山本さん(男性)

『全13巻。50万項目を収録する世界最大の辞典』
「日本国語大辞典」(小学館)‥編集者佐藤さん(男性)

『辞書界の超新星。あなたの疑問に答えます』
「明鏡国語辞典」(大修館)‥編集者正木さん(女性)

なるほど〜。私も数冊は持っていますが、こんな風に言われると他の辞書と比べてみたくなりますね。

■<この語釈にはやられた‥辞書界で語り継がれる 知られざる名語釈>
語釈については、本当に興味深い話、笑ってしまう話がたくさん聞けたのですが、例えば「右」という語釈。これに関しては、辞書界では「岩波国語辞典」のものが名語釈という共通認識があるとのこと

「右‥相対的な一の一つ。東を向いた時、南の方、また、この辞典を開いて読む時、偶数ページのある側を言う」(岩波国語辞典)

語釈を手近にありそうなもの(でも無いかもしれないもの)を使って‥ではなく、今、目の前にあるもので説明しているところが「衝撃的だった」とコメントしたのは三省堂の飯間さん。
そんな飯間さんが手掛けた三省堂国語辞典の「右」の語釈はといえば‥「この本を開いた時、偶数ページのある方」。みなさん爆笑です(笑)。
でも三省堂国語辞典としてはもちろん!パクリなんかじゃなく(笑)、「右」の語釈については三省堂は岩波書店を支持しますという「踏襲」なんだそうです(笑)。

■<デコ辞書!?>
「日本語の伝統を守り抜く」と紹介されていた「岩波国語辞典」ですが、紙ケースにはちょっと華やかなピンクの帯とキラキラ反射するストライプが。
それについて訊ねられ、『女子高生に持ち歩いてもらいたいという願いを込めて‥と岩波の赤峯さん(笑)。
辞書がそんな工夫(苦労?)をしていたとは‥と驚き!でした(笑)。

■<辞書に載るにはワケがある 編集者たちが火花を散らす>
どの言葉を載せるか載せないか。当然ながらそういう取捨選択の攻防戦もあるそうです。
で、実際に街で「ワードハンティング」中の三省堂飯間さんにカメラが密着。
映画の「用例採集」の様子とはまたちょっと違い、カメラをぶら下げ、あちこちを覗いてチェックする飯間さんは、フットワークも軽やかでなんだか楽しそうなワードハンティング風景(笑)。
そんな飯間さんが「行きたいところがある」と番組MCの方と向かったのは‥なんとキャバクラ。
実は飯間さん、<キャバクラに行った事がないのに 語釈を書いてしまった苦い経験>があるのだとか‥(笑)
飯間さんが書いたという現在の「キャバクラ」語釈は、

「女性が、横についてもてなす酒場。」

というものなんだそうですが、実際に女性に挟まれ、いろいろな体験(?)をした後新たに書かれたのは、

「若い女性が横についてもてなす、クラブより大衆的な酒場。「―嬢(ジョウ)」」

というもの(笑)。いつか改訂版でこうなるのかな〜

<西岡は‥>
その他、「広辞苑」の挿絵を描かれているグラフィックデザイナーの方の作品や、日本で初めての辞書「玄海」を作り上げた人の話、辞書に使われる紙についてなどなど、まだまだ話題は盛りだくさんだったのですが‥最後、1分半の予告編をみんなで観た後、映画の試写を観てどうだったかという質問に数人の方が答えます。
その中で、三省堂の瀧本さん(50代くらいかな?)という方が、

瀧本さん(三省堂):あの〜私はもうすでに試写を見せていただいたんですが、映画の中で西岡っていうね、人物が出てくるんですが(一部カットさせていただきますが、西岡の仕事の経歴が)私の経歴と全く!同じなので‥

周囲からえーー!!という驚きの声。ここで改めて、「西岡正志/オダギリジョー」という紹介とともに、西岡さんをクローズアップした映像が流れます。

瀧本さん:‥(自分が)西岡のモデルだと、原作者に無断で主張しているんです。(周囲爆笑)
で、西岡が出てくる場面で、何度も原作も台本も読ませていただいたのにやっぱり!‥涙ぐんでしまいました。。

と‥。「お調子者」などと紹介されている西岡さんですが、映画では別の面もいろいろ見せてくれます。
そんな“西岡の思い”といった部分に共感されたんだろうなあ‥と、瀧本さんの言葉に私もじーーーん。
瀧本さんのお陰で、もう一度(二度三度‥/笑)映画を観る日が更に楽しみになってきました*^^*
オダギリにもそういう人がいるということ、是非知ってもらいたいな