夜になりつつある街の映画館を目指して歩くにつれ、なにか妙な光景が‥??
あの映画館の前にある黒々としたカタマリは‥人!?
映画館の前の歩道の邪魔にならないよう、テープで仕切られた映画館側に、ぎっしりと何重にも並んでこちらを向いて立っている人たち。
チケットをお持ちの方はあちらからどうぞ、と言われ、思わずそのすずなりの人の最後尾を探しそうに‥^^;
いやいや違う、もう入場時間は過ぎているんだから、と思い直し、キョロキョロすると、人と人の隙間に出来ている通路らしき道を発見^^;
いや〜ここまでの光景は見たことない。。(人がいることはありましたが、こんなにギッシリと‥しかもテープで囲み込まれるように仕切られてなんて‥)
でもわからないでもないかな、あのチャン・ドンゴンさんのためだったら‥とか思ったり(笑)。
よくチケット取れたな〜と自分でも不思議な気がしつつ、映画館の中へ。

オダギリの衣装は、「マイウェイ〜」大ヒット祈願イベント画像と同じかな?
(チャン・ドンゴンさんはちょっと違ったような‥)
ステージ登壇の際には、やはりなかなか聞いたことのないような歓声が上がっていました(多分大半がチャン・ドンゴンさんに/笑)。
今回はわりとわかりやすい話が多かったので、メモ的には成功したものの、とても追いつける量ではなかったため、オダギリの言葉通りに載せられているのは最初の辺りだけです^^; 後はこんな話でしたということで。。
約30分間の舞台挨拶でした。


1/5(木)「マイウェイ 12,000キロの真実」ジャパンプレミア
18:30〜
丸の内TOEI1
登壇者:オダギリジョー、チャン・ドンゴン、カン・ジェギュ監督

司会はまたまた伊藤さとりさん。

伊藤さん:まずは一言ずつお願いします。

オダギリ:えーこんばんは。明けましておめでとうございます。(会場から大きな拍手)
えーっと今日が日本で、公開の前に、えー観ていただく初めてのタイミングだということで、え〜ま、もちろん試写(かな。聞き漏らしました)はあったと思いますが、あの‥一般試写というか、普通の真っ白な方々に観ていただくのは(会場笑い)、あの〜どういう反応が返ってくるのか、非常に楽しみにしてます。

後のオダギリ発言でわかるのですが、マスコミが全く入っていない会場だったということもあって、「真っ白」というのは、来たくて来てくれた、まだ映画を観ていない(ここにもう観てたヤツがいますが‥^^;)そんな一般のお客さんだけがいる会場だと意識して出た表現‥という気がしました。

オダギリ:この作品は9か月、ですよね、去年ほとんど1年をかけて、撮影をしてきまして、ほんとにスタッフもキャストも気を抜くことなく、過酷な状況で、一生懸命作った作品です。
それが、2時間20分という短い時間に集約されるんですけども、9か月と2時間20分を比べると非常に残念なんですが
(会場笑い)、ま、でもあのっ(笑)観て楽しんでいただければ、僕の1年が報われるかなと思います。
えー是非楽しんで帰って下さい。ありがとうございます。

チャン・ドンゴンさん:(日本語で)「こんばんは。チャン・ドンゴンです。またお会いできてうれしいです。」
(通訳の断片‥)今日日本に来ましたが、韓国は今日マイナス10度という寒さで、家から空港に向かう間、マイナス17度の中で戦争シーンを撮影をしていた時の寒さを思い出していました。
でも日本に到着すると、日差しが暖かく、本当にあったかい気持ちになりました。
実は僕はこの数日、忙しさで心身ともに疲れていたんですが、みなさんが温かく迎えて下さって、力をいただいたような気がします。
映画には僕たちが苦労した痕跡が残っています。
一生懸命作った作品ですので、みなさんに観て喜んでいただきたいと思います。
みなさんにお会いすることができて、本当に嬉しく思っています。
(これからもいい作品を持って日本に来たいというような話もされていました。。)

カン・ジェギュ監督:新年を迎え、「マイウェイ」という作品でみなさんに会えるというのは、本当にありがたいです。
でも、この会場を見てちょっと心配になってきました。というのは、この会場の80%が女性だからです。
ですので、次に来られる時には是非男性を連れて来ていただればと思います。
この映画は、日本と韓国のスタッフ、俳優がベストを尽くし、ワンカットワンカット力を注いだ作品ですので、楽しんで下さい。
みなさん、明けましておめでとうございます。
今年も良い年でありますように。

伊藤さん:年末年始を「マイウェイ」キャンペーンのために韓国で過ごされて、思い出に残っていることは何かありますか

オダギリ:そうですね、あぁの〜ま、韓国では‥2月21‥(と言い間違える)12月21日ですかね、公開されて、2回韓国で舞台挨拶をしてきたんですけど、日本の舞台挨拶って一度で終わるじゃないですか(ジワジワッと会場に笑い)、韓国の舞台挨拶は〜1日15か所ぐらい(「じゅう〜ごかしょぐらい!^^;」というような、ちょっと聞いてよ的言い方でした/笑)振り回されて(会場笑い)、ほんとにあの〜日本だとこうやって30分くらい喋ってやれるんですけど。。

オダギリの口から舞台挨拶を『30分くらい喋ってやれる(挨拶することができる)』なんて言葉が聞けるとは‥(ToT)
そして『(それに比べて)韓国では1カ所5分10分で入ってすぐ出る!みたいな感じで15カ所ぐらいやらされた』と(笑)。

オダギリ:先週は大邱と釜山に行ってたんですけど、ま、ソウルとは違って‥あぁの〜なんていうんですか、情熱的な‥パッ‥ション‥(会場笑い)‥声の大きい方が(会場笑い)‥フフッ(笑)、たくさんいらっしゃってですね、あの、日本の舞台挨拶とは違う雰囲気を味わえて、それはそれで楽しかったんですけど。

そして、みんなで打ち上げをしながら0時を迎えたものの、

オダギリ:‥
僕からすると、僕(だけ)一人ですし‥なんていうんですかこう、海外で(新年を)迎える意味がよく分からなかったんですけど。

と^^; でも『「マイウェイ」的には良かった』というような感想を挟んだ後(多分‥繋ぎ部分が不明‥)

オダギリ:ま、その後あの〜スタッフと海岸で5、6人で飲みましたよ。ほんとに‥寒い中。。(会場笑い)

ここから更に文章で書けていないので、内容説明が多くなりますが^^;カン・ジェギュ監督も一緒に飲もうという話になっていたのに、監督は疲れたからと先に帰ってしまっていて(笑)、オダギリは3時頃までスタッフと飲んだ後、ホテルで寝たんだそうです。すると‥

オダギリ:あの〜朝、むちゃむちゃうるさいんですよ。ホテルの外が。太鼓ドンドン鳴らしてるんで、それで目が覚めて。

窓から外を見ると、さっきまで飲んでいた海岸に人が何千といて、海に向かって太鼓を叩いて踊っていたとか‥(笑)(この話をしながら、思い出し笑いで声が震えていました/笑)
が、そんな自分に気づいてか、『いや、それぞれの国の新年の迎え方というのはあると思うんですけど!自分としては面白いシーンを目撃できました』というようなコメントを(笑)。
その後、オダギリは『きっと日の出を待っているんだろう』と思い、そのまま眺めていたところ、目の前に太陽が昇ってくるところが見られたとのこと。

オダギリ:36年間、あぁの〜ま、僕、年男なんですけどね(会場に拍手が起こる)、すいません!(笑)そんなことで拍手は‥申し訳ないです!(笑)
あぁの〜36年生きてきて初めて初日の出を見たのが韓国で‥一人で‥^^;
(会場笑い)

てっきりいい話に繋がるのかと思ったら、最後のオダギリの虚しそうな口調には会場も大笑い(笑)。
でも、去年は本当に「マイウェイ」一色の一年だったから、やっぱりいい年の越し方だったのかなというような感想を。

オダギリ:(くるっと伊藤さんの方を向いて)‥‥ものっっすごい喋りましたよ今!? (会場爆笑、拍手)
(拍手に)ありがとうございます(笑)。

伊藤さん:そういう意味でも忘れられない映画になりましたか

オダギリ:そうですね、ほんとに、ありがとうございます。


伊藤さん:ここを注目してもらいたいなというところをほんの少しお願いします。

チャン・ドンゴンさん:その話はまだ映画を観ていない人に良くないので、この話をしますね。
映画の中盤くらいでオダギリさんがひもでぶら下げられているシーンがあるんですが、映画では10秒20秒ほどなんですけど、オダギリさんは1日中ぶら下げられていました。

チャン・ドンゴンさんは多分、映画を観るだけではわからないオダギリの大変さを裏話として紹介してくれたのだと思うのですが(そして私は『やっぱりそんなシーンだったんだ(>_<)』とズキリ)、淡々と訳す通訳さんの口調もあってか、会場にはなぜか爆笑が‥^^;

チャン・ドンゴンさん:(通訳さんの続き)あんな風にぶら下げられると、一カ所に体重が集中して、吐き気がするくらい辛いんです。
みなさん、どういうシーンなのか探してみて下さい。
また、感動するシーンはたくさんあるんですが、個人的には最後のシーンをおすすめしたいと思います。

伊藤さん:「マイウェイ 12,000キロの真実」がベルリン国際映画祭に出品されることになりましたね。(会場拍手)

カン・ジェギュ監督:韓国や日本、アジアだけでなく、たくさんの国で観ていただける機会なので、とても嬉しく思っています。
この映画は、韓国と日本の二人の若者の物語ですが、人間と人間の物語です。
恨みや憎しみがあっても、それを乗り越え許し合う、そういう映画ですので、たくさんの方に観ていただけたらと思っている時にベルリン国際映画祭での上映が決まり、とても光栄です。

伊藤さん:オダギリジョーさんとチャン・ドンゴンさんのお二人をキャスティングでキャラクターが生きた点は?

カン・ジェギュ監督:みなさん、この映画を観終われば、ああ監督はキャスティングに成功したなと思っていただけると思います。
辰雄という人物は、最初、帝国主義に染まっている人物なんです。
でも映画を通して、どんどん変化していきます。
ジュンシクは、夢と希望を捨てない真っ直ぐな人間です。
観終えたら、これは最高のキャスティングだったなあと感じていただけると思っています。

伊藤さん:昨年は「マイウェイ」の一年だったと思いますが、今年の抱負が決まっていれば発表していただけますか。

‥「発表」という言い方が、オダギリ的にはちょっとどうかな‥と思ったらやっぱり^^;

オダギリ:(やっぱり即)まあここで発表することはないですけどねえ。(会場笑い)
抱負‥フフッ(笑)、ま、そぉうですねぇ‥(笑)、んー‥毎年あの〜行く神社がありまして、昨日久しぶりに休みだったんで行ってきまして‥鳥居があるじゃないですか。その鳥居に、毎年五円玉をこう、パンッて乗せるんですよ。

「こう、パンッって」のところ、何かジェスチャーしていたのかもしれませんが、手元を見て書いていた時だったので、見逃してしまい‥ちぇっ(笑)。
そして、『でもそれは何か意味や歴史的な理由があるわけでもなんでもなく、僕がやりたいからやってるだけ』という風に説明した後(笑)、

オダギリ:今年‥はあの〜それが4回目で乗ったんですね。(パチパチと小さく拍手が起こる) 
‥いやっ!ここは別に拍手は‥お気持ちだけで結構です(笑)。(会場笑い)
あぁの〜(笑)、なかなか乗らないものなんですけど、4回で乗ったんで‥今年は‥いい年になってもらえたらなあと思いますね。
ま、抱負、という‥こと、ではないんですが‥あぁの〜いい年にしたいなあと思います。
(最後聞き取れないほどの小さな声/笑)

話が終わったかと思ったら‥

オダギリ:あぁの‥やっぱマスコミがいないとすごいしゃべりやすいんです(笑)。(会場爆笑、大拍手)ハハハッ(笑)。
ほんとに(笑)‥普段ならね?マスコミがいるじゃないですか。やっぱしゃべりづらいですよね、何書かれるかわかんないし。(会場笑い)

オダギリ:(今日はマスコミがいなくて、一般のお客さんでいっぱいなのでというような話をしていたかな‥^^;)‥ほんとに嬉しく思っていますし、あの‥なんか、ムダがなくていいんじゃないですか。(会場笑い)
ほんとにありがとうございます。

オダギリ的「ムダ」って!?^^;
来たい人が来る。観たい人が観る。喋りたいことが喋れる。フォトセッションやらの待ち時間もない。‥そういうことかな?(笑)

チャン・ドンゴンさん:僕も特にお話できるような抱負というものはないんですが、ここ1、2年間、僕は前だけを見て走ってきたような気がします。
ですので、今年は後ろを振り向くことができる、そんな1年にしたいです。
あともう1つ、家族、日本のみなさんにとって幸せな1年になればと思います。

伊藤さん:日本のみなさんにメッセージをお願いします。

カン・ジェギュ監督:この映画は人と人が出会い、誤解や憎しみが生まれたりもするんですが、それを乗り越えて、人間として歩み寄り愛情を抱くという物語です。
この作品が日本のみなさんにも広く紹介されて、映画が持つメッセージを受け取っていただければと思います。
みなさんどうか元気に、幸せにお過ごし下さい。ありがとうございます。

退場の際、チャン・ドンゴンさんはやはり、観客に向かってにこやかに手を挙げ、振っていました。
その後ろでオダギリは、ちょっと居心地が悪そうに見えなくもなかったけれど、それはこちらの意識のし過ぎかな(笑)‥ということで、いつものように、頭を何度も下げながら(カン・ジェギュ監督も/笑)帰っていきました(笑)。