以前紹介したTBSの特設ページにも「高齢化や多国籍化が進んでいる」という一文がありましたが、今日の朝日新聞夕刊に、全国唯一の「塀の中の中学校」と呼ばれる長野県松山市立旭町中学校桐分校についての記事が掲載されていました。
内容はドラマとは全く関係のないものですが、ドラマの解説だけではいまひとつピンとこなかった「知らない遠い世界」が、新聞という身近な媒体で現実の話として目にできたことで、かなり立体的な形で頭に入ってきたような気がしました。(それまでが知らなさすぎということですが)
ドラマ「塀の中の中学校」が、どの時代のどの期間を描いたものなのか、まだあまりはっきりわかっていませんが、これまでの流れなどを少しでも知っておくと、ドラマを観た時、背景などを自分なりに想像してみることもできるかもしれない‥と思いました。(記事を何度も真剣に読み返した私は、既に1本ドラマを観たような気分に‥^^;)
内容を一部抜粋しておきますので、興味のある方はどうぞ。



■4/3(土)「朝日新聞夕刊」
朝日新聞社
『中卒受刑者も学んで / 長野「塀の中の中学」門戸』
 『中学を卒業できなかった受刑者が学ぶ、長野県松本市立旭町中学校桐分校(同市桐)が今年度から「聴講生」を受け入れる。松本少年刑務所内にある全国唯一の「塀の中の中学校」だが、最近は生徒が減る一方。そこで、中学を卒業している受刑者にも再び学ぶ場として門戸を開き、立ち直りに役立てることにした。
 この分校は1955年、戦後の混乱で中学に行けなかった受刑者のためにできた。当時、同刑務所の少年受刑者の約8割は義務教育を修了していなかった。
 定員は20人で就学期間は1年。全国の刑務所から希望者を集め、昨年度までに691人が卒業した。開校から10年ほどは定員を超えたが、その後は定員割れが続き、70年代以降は10人以下の年も多い。』

そんな中、時代とともに義務教育化も進み、08年に国内で刑務所に入った受刑者のうち、中学を卒業していない人は1.6%、今、生徒の大半は高齢者か外国人という現状なのだそうです。
そこで、中学は「一応卒業」してはいるものの、引きこもりその他の理由で、実際には学校には通えておらず、読み書きや計算が苦手という受刑者たちのために、その「空き定員」分を利用できないかという話が、昨年赴任したばかりの刑務所長から市や学校の方に相談としてあり、結果、聴講生としての受け入れという形で実現することになったのだそうです。

 『大串所長は「中学にほとんど通っておらず、集団生活を知らない受刑者も多い。時には仲間とぶつかったり、協力したりしながら過ごす学校生活は、若い受刑者にいい影響を与えると思う。学力をつけて出所後の人生にも役立ててほしい」と期待している。』
(4/3(土)朝日新聞夕刊 8面より一部抜粋/延与光貞記者)