いや〜面白かったです。
映画祭経験は何度もあるにも拘らず、東京国際映画祭は初めて、オールナイトというものも初めて。
夜は強い方ですが、『寝ない』を前提にされる場には少々不安感もあり、夜中にメモなんて取れないもん。と自分に言い聞かせての六本木。。
でも、ゲストの方のお話は眠くなるどころではなく、作品はやはりどちらも面白かった!
改めて『松田優作』という存在の凄さをひしひしと感じました。



松田優作  











(右下にオダギリの名前)

■第22回東京国際映画祭
映画人、松田優作の世界 〜没後20周年特別企画〜
The World of Yusaku Matsuda

10月23日(金) 24:00〜30:30
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen7
登壇ゲスト:松田美由紀、岸谷五朗、宮川一朗太、オダギリジョー、御法川修監督

24:00〜
映画プロデューサーで司会進行役の河井真也さんの挨拶
宮川一朗太さん登壇
24:30〜
御法川修監督登壇(同日ワールドプレミアとなったドキュメンタリー映画「SOUL RED 松田優作」の監督)
24:50すぎ〜
松田美由紀さん登壇
25:00〜
オダギリ登壇(+松田美由紀さん)
25:30〜
岸谷五朗さん登壇(+松田美由紀さん)
(休憩)

26:00〜
スクリーンで見てほしい映画/「熱帯夜」(フジテレビ製作ドラマ・スクリーン初上映)
スクリーンで見たい映画ファン投票選出/「家族ゲーム」



スクリーンはヒルズでは一番大きいところ。昔、「あずみ」のプレミア上映(英語字幕入り)をここの最前列近くで観たことがあり、巨大スクリーンの上半分を観るのに苦労したことを思い出しました。。
今回もたまたまた取れた席は結構前の正面だったにも拘らず、私の両側には空席もちらほら。急に来られなくなった方がいたのかな。でもその他はかなりの人で埋まり、真夜中とは思えない熱気でした。

まずは、ゲストの方のお話で印象に残った部分を簡単に。
気まぐれにメモを取っただけなので、聞き入ってしまって抜けている面白い話もあると思います^^;(ニュアンスを私の言葉で勝手に補足しています)
お話の進行役は映画プロデューサーの河井真也さんです。

宮川一朗太さん(高校生の時、中学生役で「家族ゲーム」出演)

・「家族ゲーム」は自分の映像のデビュー作だが、事務所が応募したもの。16、17歳だった。売れそうなタイトルではなかったし、僕はそんなに乗り気ではなかった。
・優作さんのキャスティングは後で決まった。優作さんは当時、「探偵物語」がテレビで大ヒットしていた頃(で既に人気)だったので驚いた。怖いイメージしかなかったので緊張した。
・製作発表の場で森田監督が「今年のキネ旬で1位を取る」と言い、隣りにいる僕たちは『なんてこと言うんだ』と驚いたが、本当に取った。
・「家族ゲーム」で自分の演技に自信がなくなった際、優作さんは「それでいいんだ、天狗になるよりずっといい」と言ってくれた。
・その場にいるだけで威圧感、オーラがあった。発しているものが普通ではなかった。普段は物静かな方。でも野獣のようなオーラがあった。
・未だに僕の代表作は家族ゲーム(笑)。素晴らしい作品、優作さんと共演できてよかったねと常に言われる。


御法川修監督(ドキュメンタリー映画「SOUL RED 松田優作」の監督)

・優作さんに会ったことはない。(でもリアルタイムで優作さんの作品をしっかり観ていた)
・メガヒットが生まれ、スクリーンやお客さんは増えても、最近は観られる映画の幅が狭まっている気がする。
・ドキュメンタリー映画制作に関わって、松田優作という人は『本当に映画が好きな人なんだな』と感じた。映画を必要としていた人。優作さんを一言で言えば『映画』なんだなと。(静かに熱く語られていました)
・(映像の紹介があった後)優作さんが監督、主演をした「ア・ホーマンス」は、僕が(優作さんの作品の中で)一番好きな作品。
・(今回優作さんのドキュメンタリー映画を作るにあたって、いろいろなものを見たが)きっと(現場は?実物は?)こんなものじゃなかったんだろうなと思うと、簡単にカッコいいなとは言えない。

途中、「ブラック・レイン」で松田優作さんと共演したアンディ・ガルシアさんが、『私は、自分の書斎には父や家族の写真しか飾っておらず、尊敬する人の写真はオフィスに飾っているが、優作と一緒の写真は書斎に飾ってあるんだ』というコメント映像の紹介があり。

御法川監督はまだ37歳と若い監督さんでしたが、「松田優作という人のカッコよさ」「映画に関われる幸せ」がひしひしと伝わってくる、静かで熱い口調には、とても惹き込まれました。
どこかで聞いているだろうオダギリにも、何か感じるものがあるんじゃないかな‥と思えたり。


松田美由紀さん

・「優作」との出会いは「探偵物語」の1話。17、18歳の頃で初対面だった。(そのシーンもスクリーンで上映あり)当時優作は29歳。今の29は子供だが、優作は大人だった。
・当時俳優さんなんてあまり知らなかったので、撮影の時、主演の人に挨拶しに行かなきゃと行ったら、『うわ!カッコいい!』と思って。なんか縁がある気がした。
・優作の事務所に紅一点で入れてくれた。でも20歳くらいで結婚した。

(  へ続く)