テリーさんとオダギリ。かなり昔、テリーさんの番組に出演したこと、それから、プライベートで会話を交わしたことがあることは知っていましたが、その後のテリーさんのオダギリ高評価から、それ以降も交流はあったのかな、と思っていました。
でも、この番組での2人の話からすると、その頃以来、会ったりはしていない??
つまり、それ以降、ことあるごとにオダギリを絶賛してくれていたテリーさんの言葉は、ある意味、私たちと同じように(?)、オダギリを密かに見守り続けてのものだったんですねぇ。
改めて、テリーさんに感激&感謝してしまった番組でした。
では、中断していた^^;残り約半分です〜



■7/16「テリーとたい平のってけラジオ」
ニッポン放送 13:00〜15:30
ゲスト:オダギリジョー
より続き。

テリーさん:もともとどういう‥例えば映画?好きだったってこと、影響あったんですか。

オダギリ:ええーっと‥もともとは‥一番好きなのは、ジム・ジャームッシュっていうニューヨークの監督がいまして‥

テリーさん:あ、ジム・ジャームッシュ。ジム・ジャームッシュはずっとね?あの〜旅のね〜作品が多かったですけどねぇ。

オダギリ:ええ。そうですねぇ。

テリーさん:「ストレンジャー・ザン・パラダイス」も‥

オダギリ:はい、好きですねぇ。‥で、ああいう、まぁ、ものが好きで‥あとはまぁ‥

テリーさん:あっ!(パチン!と手を叩いて)それでフランスっぽいんだ。

オダギリ:あ、そうですかァ?(やや驚き口調で)
ま、どちらかと言うと、ハリウッド映画よりはそういう作家性の強い作品の方が好きです‥

テリーさん:だからこれね、都心で、東京で撮ってるからあれだけども、これは最初のやつがわかんないから、マルセイユみたいなところの港町で、ヨーロッパの田園を走ってたらこれ、向こうの映画ですよね?

オダギリ:ああなるほど〜。ほぉ〜!

テリーさん:これがァ、シトロエンのさぁ、タクシーだったら‥

オダギリ:おお〜!なるほど〜

テリーさん:さっきそういうふうに観てたんですよ、フランス映画みたいんだなぁと思って。

ここで、私が感じた空気をつけ加えさせていただきますと‥オダギリ、自分の作品を評してもらって喜んでいるというよりは、自分の気付かなかった指摘をするテリーさんに、心底感嘆した、という感じでした。
とは言え、「テリーさんだから」そう言ってもらえたら素直に嬉しい、というのはありありでしたが^^
オダギリ:へぇ〜。わ!それはちょっと‥(小さく息を吸って)高度な‥‥あれですね、オススメな言葉になっちゃいますね。

たい平さん:ははは。

テリーさん:でもそうでしょ!?これ。

オダギリ:(かなり恐縮したように低音でしみじみと)そう言っていただけると幸せですねぇこの作品も。

テリーさん:ねぇ?

オダギリ:ええ。

テリーさん:僕は逆に、だから、日本なんだけど日本の空気感じゃない。是非みなさんに観てもらいたいなと思うんですよ。ほぉんとにオススメですよ!これ。

たい平さん:いよいよ明日DVDが発売になります。

テリーさん:うん。これはあれですか。どれくらいかかったんですか。自分の最初のアイディアから作品になるまで。

オダギリ:だぁいたい3年くらいですかねぇ。ええ。
あの、まぁ、その間に役者の仕事もやんなきゃいけなかったんで、その合間を見つけての編集だったんで、ま、そのくらいかかってしまったんですけど、やぁっぱり、その、作りたいと思った時が3年前なんで、どんどんこう、やっぱズレていくんですよね、やりたいこととか、本当に作りたかったこととか。
だからやっぱり、頭にアイディアが浮かんだらやっぱり、その年の‥もう、できるだけ時間短く公開した方がいいんだなっていう気は‥しました、今回。

テリーさん:ああ〜‥ということは、もう次の作品の、なんか自分の中で構想みたいなものはできてるんですか。

オダギリ:(即)ありますねぇ。

テリーさん:(嬉しそうに)ある〜!いいねぇ!!*^^*

オダギリ:ちょっとまぁ今回は‥あの‥ちょっとふざけた作品だったんで‥

テリーさん:いやでもこれねぇ、光ってますよ!

オダギリ:光ってますか!(吹き出す)はははは!‥かっかっかっか(笑)。

テリーさん:光ってます!ほんとに!だって他に誰もやってないから。そしてやっぱり空気感がすごくいいからね!
なるほどオダギリジョーはこういうものの感性を持ってんだってことはよーくわかりますから!

オダギリ:なぁるほど。あの、映画好きな方に特に観てもらいたいですね。ええ。
そのくらい映画を壊そうとして作ってるんで、映画好きな人がどう感じるかを知りたいんですよね。

テリーさん:うん。あれですよね、カメラワーク見ると、あまりズームなんかを使ってないですよね。

オダギリ:そうですね〜

テリーさん:そういう潔さを感じたんですけどもね。

オダギリ:はい、確かに‥そういう技術がなかっただけかもしんないすね‥ははは(笑)。

テリーさん:いやぁ、敢えて使ってないですよね。

オダギリ:まぁそうですねぇ。できるだけまぁ、最初の方は長回しばっかりですからね、ほとんど‥。
まぁでもやっぱり‥今回は自分でやるしかなかったんですけど、いろんな方とのやっぱり、コラボレーションでできるものだとも思うんで、まぁ次はちゃんとしたプロの方たちと、あの‥ガッチリと組んで、しっかりした映画を作ってみたいなと思いますね。

テリーさん:それはもちろん、自分が監督はやって、自分でホンは書くってことですね。

オダギリ:そうですね。

テリーさん:そこがベースになって。

オダギリ:はい。

テリーさん:ふーん!どんな構想なんですか。まだ発表できないと思うんですけど。

オダギリ:いやぁ!まぁ!‥そうすね、ちょっと、来週‥再来週‥来月頭からリサーチに旅行に行こうと思ってんですよ。

テリーさん:(パチンと手を叩いて)おお!!それは日本ですか。

オダギリ:日本ですね。えっと、熊本県にちょっと行こうかなと思って。

テリーさん:ふ〜ん。

オダギリ:ま、その先はちょっとまだ‥話せないっすね。(わざといたずらっぽく)

テリーさん:そりゃそうですよね!

オダギリ:あははは! ←多分自分の言ったことの流れで笑ってます(笑)

テリーさん:なかなかねぇ?

オダギリ:はははは。

テリーさん:とりあえず今日は「さくらな人たち」、ちょっとみなさんにね、ぜひね、観ていただければ。これ観ていただければオダギリさんの‥

たい平さん:そうですね、メイキングの特典映像なんかも入っていますしね。

テリーさん:あと、オダギリさん面白いのは、表紙もそうなんですけども、認知症のねぇおじいちゃん、そしてなんか、こちらの方もね、おばあちゃん‥

たい平さん:チャイナドレスのおばあちゃん。

テリーさん:‥じいちゃんばあちゃんフェチですか!?

オダギリ:はっはっはっはっ! ←美女丸でもこうはいかないだろうという高音笑い(笑)。

たい平さん:さっきからずっと言ってましたよテリーさん(笑)。

オダギリ:かっかっかっ‥そうですかァ(笑)。

たい平さん:『じいちゃんばあちゃんフェチなんじゃないかなぁ』って。

オダギリ:ああ〜でもそうかもしれないですね。
僕、自分で脚本書くと、ぜぇったいに!女性は出てこないんですよ。あの、若い女性はぜぇったい出てこないんですよ。それなのに、やっぱおじいちゃんおばあちゃんは出るんで‥そういう意味では、そっちの方がフェチに近いんでしょうねぇ。

テリーさん:うん。なんか、いやこれがまたね、オダギリさんやっぱねぇ!日本で一番モテるから、別に若い女の子ここにいたってどうってことないからねぇ!
それよりもなんか、‥なぁんでですか、こういう、これを見てもね。パッケージを見てくださいよ。表のパッケージは確かに桜でかわいいですよ。ちょっと開けるとねぇ、訳わかんないおっさんとおばさんがさあ!特におばさんの方なんかフォーカス合ってないんですよ。

オダギリ:はははは!

テリーさんがよくテレビで、オダギリのことを「センスがいい」「日本一人気」などとに言ってくれていることはご存知の方も多いと思いますが、ついに本人の前で出ましたねっ(>▽<)

テリーさん:このフォーカスが合ってない、このなんかよくわかんないところがまたいいよねぇ!

オダギリ:そうなんです‥

テリーさん:なんだこれは!って感じなんですよ。
なんでこれ選んだんですか、このフォーカス合ってないばあさん!
これ、チャイナドレス着てんですかこれ。

オダギリ:そうです(笑)。

テリーさん:もうなんかね、70くらいのおばさんがチャイナドレスを着てフォーカス合ってないって、普通これボツですよ!(笑)

たい平さん:はははは。

オダギリ:(おかしそうに)はははははは!

テリーさん:わっけわかんないですよ!(笑) 何これ!?(笑)

オダギリ:‥くっくっく‥いや、まず、あの〜普段僕役者やってるじゃないですか。で、そうなると、あの〜芝居をすることが仕事だから、芝居をできない人を‥あの、使いたいんですよ。で、この人たちは、もう完全な素人の方たちで、台詞もやっぱ言うこともできないし、その‥その人たちがこう、生きてきた数十年を、ま、体現するしかないじゃないですか。こう、見た目だけで。それがすっごい!好きなんですよ。余計な芝居をしないというか‥。

テリーさん:や、今回も〜ちょっと先ほどいった認知症のね、河本さんのおじいちゃん役の人なんか、もうほんとになんかね!たどたどしく‥

たい平さん:棒読みでね!

テリーさん:棒読みで喋ってるから、ほんとにこの人はそういう人なのかと思わせるぐらいの‥(笑)

オダギリ:そうすねぇ〜

テリーさん:だから、途中から入り込んでいくんだよ。なんだこの作品は!ドキュメンタリーなのかなっていう‥

オダギリ:あっはははは。

テリーさん:演出家の力をあんまり感じさせないスゴさなんですよね。

オダギリ:ああ〜

テリーさん:すごいと思いました。

オダギリ:ちなみにそのおじいちゃんに関しては、あの、ずっと本を持ってるんですけど、

テリーさん:持ってますね!

オダギリ:そこに実は台詞が貼ってあるんですよ。

たい平さん:え、あはははは。

オダギリ:その台詞をもう読んでくださいっていうことで。もうその‥読むだけにしてもらったんですよ。

テリーさん:そうすると、棒読みになりますよね。

オダギリ:はい。それがいいと思って。

テリーさん:は〜そうなんだぁ‥。だからこれ観てて、もう、是非みなさんにDVD買って観ていただきたいんですけどもね、随所随所随所にね!オダギリ監督のもうね、持ち味出てますよ!

オダギリ:まぁ‥ちょっとした変態ですね(笑)。

テリーさん:いや僕はね、かなり変態だと思いますけどネ(笑)。

フランス映画のようだと言っておきながら、テリーさん、ステキすぎ(笑)。

オダギリ:あははははは!

テリーさん:いやでも最高だよね!

オダギリ:そうですね、はい!まぁ、こういうことが出来るって幸せですね。

テリーさん:ほんとだよなぁ〜!これちょっと、もう一度改めてですね、オダギリさんの方から、「さくらな人たち」の素晴らしさ、ちょっとPR、ちょっと‥

オダギリ:そぉうですね〜あの〜まぁ、今まで役者として‥ま、何十本の映画に関わらせていただいて、自分が‥刺激を受けた監督や、作品の良さを、敢えて裏切る、というか、その裏を狙った作品だと思います。
あの〜是非家で、お酒を飲みながら、あの〜夜中でも観ていただけると、その面白さが、えーっと‥生かせるんじゃないかなと思うんで‥あの‥なんか文句言いながら観て下さい。はい。よろしくお願いします。「さくらな人たち」といいます。

テリーさん:うーん^^そうなんですよ、みんなで観て下さい。

たい平さん:そうですね!

テリーさん:賛否両論あるかもしれませんですけども‥
(ここで、マイクから少し離れたような感じで『賛否‥いっぱいありますよ!』というオダギリの声?)

たい平さん:それが楽しいですよ。

テリーさん:そうですよ。そこに敢えて向かって行ったっていうね、そこのね、オダギリ監督のちょっとね、思いも感じ取ってください。

オダギリ:ありがとうございます。

たい平さん:(リスナーに) オダギリジョー監督の作品、「さくらな人たち」DVDはいよいよ明日発売になります。
DVDにはメイキングなどの特典映像も数多く収録されておりますから、是非ご覧になってください。
(オダギリに)また是非「のってけ」に遊びにいらして下さい。

オダギリ:はぁい^^ありがとうございました。

テリーさん:どうでした?生放送、今日。

オダギリ:いぃややっぱ!(ものすごく力の入った口調で/笑)緊張しますねえ‥

テリーさん&たい平さん:ははは(笑)。

テリーさん:でもいいでしょ?意外と?

オダギリ:(更に力の入った口調で)いやァー!まァー!‥そぉうですねぇ^^;
あの‥‥ま!テリーさん、だった、から!‥みたいなところはあるかもしんないです‥

テリーさん:いやいや‥(笑)

たい平さん:今日のお客さまはオダギリジョーさんでした!

オダギリ:ありがとうございました!

テリーさん:ありがとうございました〜(笑)



たどたどしく言った(笑)、「テリーさん、だった、から」というのは、テリーさんだったから緊張した、じゃなく、テリーさんだったからやれた、楽しく過ごせた、ということですよね。
テリーさんの口調は、お世辞ではなく、「さくらな人たち」を本当に面白い作品だと思っているようでした。
また、オダギリは「さくらな人たち」舞台挨拶の時もそうでしたが、終始リラックスした口調で、役者として語らなければならない時とはちょっと違って、相手の質問に対してもかなり能動的(笑)に、(ファンにしかわからない程度の)熱を帯びた口調で語っていました(笑)。
映画が仕事というわけではないものの熱烈な映画ファンで、そのセンスを昔から尊敬しているテリーさんだったから、オダギリも安心して喋れたんでしょうねぇ。
しかしやっぱり面白い。作品というよりオダギリ監督。
オススメはしないけれど、謙遜もしない。自分の作品に対して、冷静で客観的な目を持ちながら、撮った過去の自分はしっかり認めているという、この感じ。
監督って少なからずそんなものかもしれないし、役者オダギリジョーもそうかもしれないけど‥とにかく、私にとって「監督オダギリ」は、まだまだ謎な人。
作品以上に(コラコラ)一体どういう人なのか気になってます。