■4/10「さくらな人たち」初日舞台挨拶
新宿バルト9 シアター8
20:10〜の回上映後
登壇者:小田切譲監督


なんだか泣きたくなってきた‥
それらしくしてますが、オダギリ、本当はもっと長い言葉で喋っています。
あと、必ず「ですます」調の丁寧な口調で話していました。
より続き /,砲眤海を追記しています)


<編集作業について>

まぁ、なぁんですかねぇ!編集は、今はほんとに便利で、自宅のコンピューターで、〇〇〇カット(聞き漏らしました‥ →追記:「ファイナルカット」と言っていたと教えていただきました^^)っていうソフトでずぅーっとやってて‥全て自分の中でやってると、まぁったく訳がわかんなくなってきて‥あれ?これ何をどうしたくて書いたんだっけと‥。
その間に、役者の仕事もありますし。
そんな状況で1年間寝さしたんですね。
で、家で編集したものは一旦ナシにして、また1年後スタイルジャムで編集を始めました。
半年くらい、昼から夕方頃まで、会社員のような生活をしてましたね。
結局編集に2年くらいかかってます。
音楽やアニメをつけて、音を調整して‥そんな作業をやって、で、完成したわけです。


ここからは‥オダギリの口調やトーンが特にステキでした。
語りかけてくれるようだったり、ちょっと笑いを含んでいたり、明るく元気になったり。
「〜なんですね」「そういう中でね」というような優しいものもあれば、「これです」「〜なんです」という力強いものも。
ちゃんと伝えようとして話してくれている。そんな風に感じました。
ただ、そういうことを伝え切れないことが本当に悔しい(>_<)
絶対DVDに入れてほしい。聞けなかった人に是非聞いていただきたいです。

<僕が思う映画>

映画っていうものを、大切に今まで仕事させていただいてきて、いろいろな監督のいろいろな作品に出演させていただきました。
いつの間にか30〜40本くらいの作品に出ていて驚いていますが、いろんな監督さんがいるんで、何が映画なのかという答えは未だにわからない。
ただ、それだけ出ていると、ぼやんとした答えのようなものが見え隠れしてくるんですね、生意気ですけど。

ここで、

今、テレビの撮影をやっているけれど、『映画だったらこう撮んのになァ〜なんかしょ〜もないなぁ』と思ってしまうところもある。
でも、みんなにわかりやすいように作るのがテレビ。それはしょうがないんです。

というような話があり、

ただ、そういう中でね、芝居しなきゃいけないのも現実なんですね。
自分の好きでもない
(聞き逃し)の中で、やんなきゃいけないというのがまた人生ですね。(会場笑い)
映画とは、ということを考え、感じながら、現場に行っていると、やっぱりどうしても、自分の中にある映画とはこれだというものを残したくなって‥あの当時の僕の中での、映画とはこれだっていうものが、形になっていると信じています。

(↑に感動して、極力正確に書こうと頑張ったため(でもちゃんと書けず)、次の部分がスッポリ飛んでます(T_T))

僕が思う映画というのはこれです(これとは「さくらな人たち」のことです) 
もちろん、いろんな映画がありますが、僕の思いは、こういうことです。
それが伝わっていたらとても嬉しいし‥
(でも、という明るい声で)まぁ伝わってなくてもいいんですよ別に。
元々、観てもらおうと思って作ったわけじゃなく、お蔵入りにしようと思ってたんです。

でも、スタイルジャムにお金も出してもらったことだし、少しでも回収ということで、今回はこういう形に‥という風に言っていました。
<これも映画です>

ま、何を言いたかったかというと、いろいろな映画がありますが、えー、これも映画、です。
あの〜授業みたいですけどね?(笑)
(ウィットに富んだ口調に会場笑い)
いろんなインタビューで言わせてもらっているんですけど、映画って‥ファンタジーだと思うんですね。
ウソばっかりなんですよ!所詮、映画っていうのは(笑)。

(確かここで、「ちょっとすみません」とサッとしゃがんで傍らのビール?を一口/笑)
‥でもそれが!いいじゃないですか^^

太字の部分、まるで台詞のような、すごい二枚目口調でビックリ!でした。
そして、「それがいいじゃないですか」の言い方が爽やか!でビックリ!でした(笑)。

その時間だけ違うところに行く感覚をくれるのは映画独特のものだし、ラブストーリー、サスペンス、ホラーも全てウソですよあんなの。
むちゃむちゃなストーリーもありますし。
でもそれを!僕は全てファンタジーだと思ってます。
映画というものは、何が起きてもそれが映画の良さ。
だから、僕が作る映画は、どんな作品でもファンタジーです。
みなさんの『映画』という思いの中に、少しでも引っかかっていただけると嬉しいです。
 
ここで、
 
今日が初日ということで、シークレットという形を取らせていただきましたが、みなさんは特別な観客です。3日間、6回だけ上映します。
 
というような話をした後、しきりに「人に言わないでいいです」「オススメしないでいいです」と言い(笑)、『もし気に入っていただけたのであれば!‥ちょっとだけススめてもらえるといいですかね』なんて言って、かなり控えめ(笑)。
そして、
 
完成しただけで僕は嬉しいですし、スタッフやキャストも喜んでくれてると思うし、僕も何度か(映画祭など)大きなスクリーンで観ましたが、家でお酒を飲みながら観たりするのが一番オススメです。
マジメに観るものではないんで。
 
という風に言っていました(笑)。
あと、

「この作品は劇場ではかけないつもり」
「友達と文句をつけながら観て」
「何回か観ることをオススメ」

なんてアドバイス(?)も。
しかし、「何回も」ってそれはどういう意味‥?と思っていると。。
 
あの〜ま、何回も観たくないと思う方もいるんでしょうけども、何回か観ることで伝わることもありますんでね。
DVDが出ますんで‥スタイルジャムから。
そこで(笑)スタイルジャム回収しますんで(笑)
(会場も笑い)、そちらは是非宣伝して下さい(笑)。

この辺で、言い忘れはないかなぁと考えた後、
 
えーっと‥ほんとにみなさん、ありがとうございました、今日は。(ファン向けではなかなか聞けない^^;かなり心のこもった口調/笑) わざわざ来ていただいて。
こういう作品を観せられて、ほんとにフクザツな気持ちの方も
(会場笑い)多いと思いますが、これも経験ですからね。(会場笑い)
いろんな映画があるなぁって思っていただけたら‥。
 
そして、
 
この先も、僕はきっと作り続けますよ、自分の中で。
 
と言った後、『外に出すかはわからない。でも、外に出す機会には、また観ていただければ‥』と言い、
 
ま!たぶんね、来ない人もいますね!あのっ、この中には(笑い出す)。
きっとこの作品観てね、キチ〇イじゃないかと思う人もいると思うんでね。
その人はあの、来ないで結構です(笑)。
 
とニコニコ(ニヤニヤ?)言って、会場を爆笑させていました(笑)。
今後の『自分の中での計画』については、
 
今年中に脚本を書いて‥と言ってから「来年」に訂正し(笑)→再来年撮影→”2年”かけて編集(会場の笑いにオダギリも吹き出す)→また5年後くらいかなぁ!と(笑)。
 
え‥ほんとに今日は、ほんっとに!ありがとうございました。
僕の貴重な‥あっ、長編っていう言い方はナシにして下さい。短編だから意味がある作品なんで。
とにかく、僕の作品を初めてみなさんにここで観ていただいて、ほんとに感謝してます。今日はどうもありがとうございました。

大きな拍手が起こり、即退場‥かと思いきや。
えーっと。という感じで、笑いながら退場していいものか、迷う素振り?を見せるオダギリ(笑)。

え〜‥‥。‥じゃあ、まぁ。(吹き出す)
こういう‥形の、あの、挨拶で‥(笑)

会場は笑いに包まれ、また大きな拍手。
どこか去り難いものがあったのかな‥?(笑)
再びマイクを通したオダギリの声が聞けた時は、滅多にないデキゴトに、出てきた時以上にハッ!!としてしまいました(笑)。
そしてオダギリ、会釈しながら笑顔での退場、でした^^



惚れ直した!‥じゃなく、オダギリでなくても惚れたかも‥な話、話し方、でした。
押しつけがましさのない、どこまでも心地いい余白のようなものを残してくれる思いの届け方をしてもらった‥とでもいったらいいのかな。
そんな温かい気持ちが残りました。
これまでも似たような雰囲気、距離感で語ってくれたことはありましたが(マスコミが入らない、初日ではない小規模の舞台挨拶など)、一人ということはなかったし、こんなに「映画」というものについて語ってくれたことはなかったので。
自分の作品についての謙虚なススメ方(?)もなんだかステキでした。

昔‥オダギリが慶應の学生にシークレット(?)講義をしたことがありました。
その時も映画についての話だったものの、オダギリ、大丈夫だったのかなぁ‥^^;と思っていました。
でも今回の見事な話しっぷりに、まるで憧れの先生の憧れの講義を聞けた学生気分で、ごめんなさ〜い!‥でした(笑)。
絶対あの空間でファンを増やしたと思うなぁ〜(彼女と来ているっぽい男性もちらほらいらっしゃったし*^^*)