今日のオダギリは、いつもとは別人のような(笑)、キリリとした雄弁なオダギリでした。
ファンの存在も気にせず(気にせずというか、認識せず?これ重要かも‥^^;)、いい意味で、「人の作品」に対する責任とか、宣伝しなきゃとかいった責務もなく、当然、他の人に喋ってもらおうという甘えもなく(笑)、自分の話したいことを自由に喋っているんだなぁということがとてもよく伝わってきました。
印象的だったのは、話しながら、どんどん声に抑揚が出て、大きく、ハッキリしていったこと。(まぁオダギリのレベルで‥ですけど/笑)
あと、例えば、1つの話が終わった後、普通の舞台挨拶なら、「えー‥」などと間(ま)で繋いだりすることが多いのに、「あ、」といった感じで、自分で次から次へと言葉を紡いでいたこと。
とりあえず、見た目はいつもの淡々としたオダギリで、「思い入れ」を熱くアピールするわけでもないけれど、自分の作品を冷静に客観的に捉えながらも、『ああやっぱりこの人の中には、作品とその周辺に対する「思い」と「思い出」がたくさんあるんだ‥』と思わせてくれる話しぶりでした。
自然と言葉が溢れ出てくる様子のオダギリを見ていると、じわじわ〜っと感動して胸が熱くなり、それを言葉にしてくれているオダギリに心から感謝してしまいました。。

それにしても、まるで台本でもあったかのような、ノンストップの20分間。
作品紹介、関連エピソードについては、余すところなく伝えてくれたと言っても過言ではない?と思えるくらいの、素晴らしい進行と内容だったと思います。
しかし‥オダギリ、いつもテレビでこんな感じに喋っていたら、『なんて真面目そうで頭の良さそうな人!』と、すぐ広く世間一般の人に認識してもらえそうなのになぁ^^;(コラ)

 
「さくらな人たち」。予想通り、オダギリの香りが立ちこめまくっていた作品でした(笑)。
驚いたのは、問題の!?シーンがそのままだったこと。。かなり『もしや』とは思っていたけど‥^^;
そしてその辺り、カメラの揺れが激しく、案の定、揺れにヤワな私は少々酔ってしまいました‥。本当に後ろの方でよかった‥(T_T)
エンドクレジット、控えたりはしなかったのでうろ覚えになっているかもですが、かなりのお宝クレジットでした。(また後ほど書けたらと思います)




4/10「さくらな人たち」初日舞台挨拶
新宿バルト9 シアター8
20:10〜の回上映後
登壇者:小田切譲監督

映画を観終え、「準備が整うまで暫くお待ち下さい」的なアナウンス。
一瞬、場内に緩い空気が流れ‥と思ったら。
いきなり何の前ぶれもなく舞台袖からスッと人が‥。あれっオダギリ!?
どうやら司会役の人もいない、たった一人でのオンステージのよう(笑)。
なんと手にはプラスチックカップに入ったビールらしきもの。(ほろよい?いや、黄色い液体に泡があったような/笑)
でも時間も時間だし‥うん、なんかいいかも。
舞台の真ん中まで出てきたところで、そのカップは床に置きます。

最初はかなり低めの、淡々とした口調です。
でも、とても流暢すぎて、私の頭と手はとても最後まで持たず‥^^;



(以下、青字はオダギリ) 
こんばんは。今日は一人で挨拶してみます。(会場クスクス) 
えー、オダギリと申します。(小田切かな?)
え〜僕もそこの陰で久しぶりに観てたんですけど、非常に面白い作品で(ツッコまれることを期待しているようなマジメ口調に会場笑い)‥フッ(自分も吹き出す)みなさんもきっと、高尚なものを観たような気持ちになってるんじゃないかと思いますが(会場クスクス)え〜、かれこれ撮影は‥3年前ですね。
「時効警察」の1と2の間にやってまして、その流れで2にもさぶさんに出ていただきました。
あの〜さぶさんというのは、「ジャック」役の方で、昔僕が「バナナの皮」という短編を作った時からの付き合いで、僕の作品には何かしらの形で出てもらっている重要な役者さんです。
普段からああいう、面白い方です。

一応書いておきますと、「バナナの皮」からの付き合いというのは、多分、親しく付き合うようになったのは‥ということかなと。
それ以前にお二人は共演されていますね^^

<引き続きキャストについて>

河本くん‥次長課長の河本くんはよくご存知かと思いますが、河本くんとはッ(笑)小学校のッ(笑)(自分で小学校と言っているのが照れくさいようなおかしいようなという感じ?/笑)‥幼馴染ということで、いつぐらいからか‥また連絡を取り合うようになりまして、ちょうどこの撮影をしようという時に、河本くん、今売れてるし、いっかな〜と‥(吹き出す)
ま、脚本が脚本だったんで、やっぱり出ないだろうなと思って、話をしたら、やるって言ってくれて
(ここで、話を受けてくれた時点で脚本を読んでいたのかはわからないけど、読んだのだろう後でも‥というような話があり)
一度やるって言ったものはもう断らないのが次長課長だって言って‥(会場笑い)、それで結局逃げることも出来ず。
あと一人‥スミ
(漢字だっけ)というボクサー役をどうしようかと‥いろいろな人を考えたんですけども‥‥僕が養成所に行ってた頃の同級生で、山田浩という‥まぁ、そこそこ才能のある(自分で言っておきながら吹き出す)‥役者がいまして(笑)、そいつに今回は、同級生のよしみということで。
‥言ってみればもうみんな同級生ですね。あの〜‥さぶさんもなんとなく同級生ですし。
(会場笑い)
ま、そういう流れで、この作品が、え〜‥にせん‥‥ろくねん(2006年)かなんかでしょうねぇきっと。
夏に、暑い中、2週間ぐらいで撮影してました。

<作品に関するエピソードのいろいろ>

キッカケはあの〜、僕はちょこちょこ脚本を書いてためていて、なんか短編を一本撮りたいなぁと書いてはみたけれど、

ここからは、オダギリが言った言葉を挟みながら、かなり私のメモ内容で繋ぎ、構成しております‥(内容に関係する部分は、一応白で反転しています)

短編でも非常にちっちゃいことでお金がかかるんですよ。普通の映画並みにかかってしまっていて。
結局タクシーはドアも屋根も窓も取ったりして、結局買い取りです。
(会場クスクス)
一人でお金を出すのは無理があるなぁと、いつもお世話になっているスタイルジャムという会社に脚本を持って行ってみると、快く(と言った後、「快くかはまぁわかんないですけど!(笑)」と自己ツッコミしてました/笑)引き受けて下さって、企画が始まりました。

ただ、元々『短編をこれだけお金をかけて作る』ということが醍醐味だったのに、性格的にダラダラ伸ばしてしまったり、観るお客さんを困らせてみようかな、とかで、最初は75分!という、ほぉんとにいっぱしの映画みたいになったんですね。
でも“いっぱしの映画”にしてはお金かけなさすぎだろう!ってことになっちゃうんで‥
(会場クスクス)
意地でも短編にということで、最終的に64分になりました。

この辺りでは、かなり声が元気になってきていたような。
あと、75分は短編ではなく、64分だと短編なんだ〜??と思ったり(笑)。

後々、青山真治監督に「64」は映画にとって非常に意味のある分数、なんとかという監督のなんとかという作品や、また、なんとかという監督のなんとかという作品がそうで^^ お客さんの心をとりこにする数だそうです。(会場クスクス)
‥幸か不幸か、尺にも恵まれ、(お茶目な口調で)なぁぜだか完成してしまいました。

撮影中は‥あ、あぁの僕、すごいSな部分がありまして、製作陣や役者を困らせようという思いで脚本を書いてるんですよ、まず。
撮りにくいだろうと思うことばっかりを書いてて、

(以下、原型を全く留めていないと思うので、黒字に^^;)
そういう難しいことをどうやって映像にするかで、スタッフ、キャストのモチベーションが上がる部分もあるので、そういうことを考えて書いてしまい、とても苦労させている。
なのに、給料はほんの少ししか払えず‥。(どこに入っていたか忘れましたが^^;アニメーションを使っているのもそう、という言葉もありました)
という話があり、

ただ、ほんとにみなさん、すごく楽しんでくれて‥、あの、こういう作品ってなかなかないですから‥映画っていろんな縛りがある中で作るものなんですが、縛りが全くないんで‥

スタッフさんは大変だったと思うけれど、楽しんでくれているのはすごく伝わってきたとしみじみ振り返り、

あの、自分の書いたものにこんなに頑張ってくれるみなさんに、ほんとに感動に似たものを感じて‥え〜ま、結局‥‥ブハッ!(笑)(マイクに入った息の破裂音/笑)
(相当なツッコミ口調で)『30分(さァんじゅっぷん!)過』なわけないじゃないですか(笑)

どうやら、前でカンペのようなものを出している人が出し間違えたよう‥(笑)

えー(笑)それで結局‥ま、今、10分経過しました。(ニヤリという感じで観客のみなさんに自らお知らせ/笑)
えー、ま、こういうことは、尺も僕の自由なんで、もうあの、もうそろそろ帰るかもしれません^^(人ごとのような澄ました言い方に会場笑い)


こういうトコだけはしっかり書いてる私って‥^^;
でも、なんだかこちらまで「もらい感動」しそうな、しみじみした言葉の直後の、「ブハッ」&インパクト大なツッコミは、かなりお得な場面だったな〜と(笑)。

今回はいつも以上に、オダギリの言いたかっただろう言葉に近づけたいと思う余りか、普段より穴埋めに体力がいります‥^^; 切れ切れですみません。
へ続きます。