こちらより続き分です。
【ラジオ】3/9「アジアン!プラス」 /「PLASTIC CITY」特集


3/9「アジアン!プラス」
<Feature Plus「PLASTIC CITY」特集>
パーソナリティ:石川真紀さん
ゲスト:アジア映画コーディネーター/高橋ノリコさん


<魅惑的な女優陣>

高橋さん:あくまで2008年という舞台を描いてますので、(物語の背景には?)昔からの流れはあるんですけれども、今まさにそこで起きてること‥なのかもしれないし!作られたところもあるかもしれない。
でも、可能性としてあるよね、という描かれ方なので、すごくイメージが広がっていくというところが面白かったですし、出てくる女性たちもね、単純にすごく魅力的で‥

石川さん:そぉなんですよねえみなさん!
あの、オダギリジョーさんと絡みのあるタイナ・ミュレールさん?いやぁほんとに魅惑的ですね

高橋さん:もぉう、カッコいーーー!!って感じですよね、ほんとに、セクシーの代名詞みたいな感じで、美しくて‥。
これは観てるだけで私も目の保養、みたいな(笑)感じでしたし。

そして、ホァン・イーさんもすごくキレイで存在感がある重要な役、という話が。

<「PLASTIC CITY」という映画について /高橋さん談>

・ブラジルやアジアのいろんなところから役者が勢揃いしている、豪華な、観たことがあるようでない作品。

・10年くらい前に、ウォン・カーウァイなど、アジアの新しいお洒落な映画が流行りだした頃の勢い、そういうワクワクするような感じを「PLASTIC CITY」で久々に味わった。
もちろん、ウォン・カーウァイとは全く違うけれども、ドキドキするような、一瞬を切り取るような、躍動感がある気がする。

・人間の生命力というところにも辿り着くような、観ていて血が騒ぐ、ブラジルに行きたいなと思ってしまうような映画。


<タトゥーがカッコいい!>

高橋さん:ま、なんといっても、やっぱり(話が)戻るんですけども、オダギリさんがブラジルに似合いすぎるんです!

石川さん:似合い過ぎ〜!*^^*あのもう、タトゥーがねぇ!

高橋さん:カッコいいカッコいい!(この辺会話、二人の声がかぶってます)

石川さん:オダギリさんにこれをやっていただいちゃうともうこれ流行りそう!みたいな!

高橋さん:みなさん、真似したいんじゃないですかね(笑)。

石川さん:右耳の、後ろからこう、首筋にかけて2本の線がね、黒〜い線がターッと入ってまして‥

ここで、あるシーンについての説明があり(ちょっとネタバレ気味なので省略)、タイナさんのタトゥーの話も触れて、とにかく二人のタトゥーがカッコいいという話を、感嘆に近い口調で。。

石川さん:この二人のタトゥーの入り方っていうのは、多分‥なんか、引き合わせる一つのツールっていうか‥ありますよねぇ。

高橋さん:入れてるものもね、ちょっとこう、精霊みたいなものを入れてるところで、ほんとにま、いろんな人生があるんですけれども、なんか願いをかけてるというか‥ありますよねぇ。


<リベルタージとジャングル>

・リベルタージはリアルでもあるけれど、「PLASTIC CITY」<人工的な街>でもあり、どこか寓話的でもあって、近かったり遠かったり、人がいるのにいないような感覚があったりする場所。

・ジャングルのシーンでは、生命が近いような、生と死が隣り合わせな感覚、身体で感じる生命と頭で感じる世界観の両方に訴えかけるメッセージがある。

・闇も描かれているし、人としての明るい気持ちも描かれているし、生きる、死ぬという感覚も分かれる。
そんな風にいろいろなものが描かれている、ドキドキと刺激を受ける映画。


高橋さん:ストーリーが進展していくにつれて、ある闘いが進んでいくんですけれども(以下、ネタバレというほどではないですが、あるシーンのオダギリのイメージを語られているので白字に)もちろん、リアルな闘いのシーンもあるんですが、一箇所だけすごく夢みたいな闘いのシーンがありますよね。
あそこではオダギリさん、もうサムライみたいになっていて、
でもそれもまた一つの、ブラジルで受け入れられていた日系移民人たちの努力が、こう、現れていた形の一つなんだろうなと思いますし、現在のブラジルではほんと、日系の方たちって、非常に優秀で、温かく受け入れられて幸せですけど、闘っていた過程もあるわけで。
なんか、そういうものは、そこで寓話的に表現なさっていたし、いろんなものが混沌としてのこのブラジルだっていうのがあるので、すごく面白いシーンがあるんですね。
映像的に本当にいろんなものにトライしてらっしゃるので、この映画1本でいろんなことが楽しめるようになってるなと思いますよね。

石川さん:なるほどね〜。
監督自身もやっぱりいろんな要素を織り込んだ、混在した作品という風におっしゃっていて、フィルム・ノワールから東洋の剣術映画、恋愛まで、さまざまな要素を、その、混在したいと敢えて願ったとおっしゃっていましたね。
高橋さんの今のお話の中で、生命力っていう面で言うと、やっぱりオダギリジョーさんとアンソニー・ウォンさんっていうのが、この映画の主人公として不可避だったポイントとしておっしゃっているんですよね。
で、企画(の段階)からもうお二人とも(撮影に)参加するってことを決断したので、(監督が)脚本に(二人を)あてこんで盛り込むことができて、で、この二人が演じるとしたら、どんなシチュエーションでどんなセリフになるだろうということがもう、まさに考えられて作られている作品なんですねぇ。

高橋さん:そうなんですよね〜。
だからあの‥ま、あんまりいろんなことを知らずに観にいくと、ストーリーがわかんないとか、そっちの方に行ってしまう方、いらっしゃると思うんですけど、やっぱりその、この映像的なトライに、ユー・リクウァイに拍手を贈りたいなと思った作品ですし、いいじゃんオダギリジョーさん、カッコいいから!(笑)という作品ですのでね。

石川さん:あ〜(笑)

高橋さん:もう(カッコいいオダギリジョーだけでも)十分〜(笑)

石川さん:もうほんとね、見ごたえがとってもあって、映像に感覚を委ねるというか、なんか、1個1個整理しながら見なきゃっていう、そのマスト感っていうのをどっかに置いておいていい作品なんですよね。

高橋さん:そうなんです!
自分の生命力とか感性が研ぎ澄まされていく映画だと思っていただくと、多分刺激を受ける映画だと思いますし‥

石川さん:あ、なるほどね〜!

高橋さん:まぁ、ストーリーがそんなにほんとはややこしくはないので、『あれ?ちょっと今どっちの人だったかわかんないけど〜』(と)飛ばしても大丈夫なんです!(笑)

石川さん:あはは(笑)。

高橋さん:それでも、行きつくところに行きついた、この男達の生き様っていうところに、なにか感銘を受ける映画なので‥


ここで高橋さんが、
『芸術的、感覚的な映画は意外と答えが観客に任されるものが多い中、この映画のスゴイところは、「感覚的にいろんなものを刺激してくれる」のに、「最後は一つの答え、道を指し示してくれる映画」なこと。そういうところも好き』
というお話をなさっていました。
また、具体的な説明はなかったものの、 「アンソニー・ウォンさんとオダギリジョーさんだからこそできたシーン」「すごく印象的」「息をのんでしまう」シーンがあったという話なども出ていました。

その後、サウンドトラックを手がけられた半野喜弘さんのお話があり、締めのトークへ。


石川さん:ブラジルってそうそう行けるところでもないですし、そういう異国情緒っていうのを楽しむという意味でも、映画の本領発揮な気がしますよね。

高橋さん:そうですね、ほんとにあの、これ(観ること)でブラジルに行けますので、

石川さん:ほんと。

高橋さん:オダギリさんのカッコよさと、アンソニー・ウォンのシブさで十分ですし、ほんとにいろんなことが楽しめる映画だと思うので、みなさんの感性を解き放ってですね、是非、楽しんで観ていただきたいなと思いましたね。

石川さん:「PLASTIC CITY」ご覧くださぁい。


最後に、映画「PLASTIC CITY」のサウンドトラックから「PLASTIC CITY」。
なるほど、いろいろな想像とさまざまな感覚がかき立てられるような音だな‥と感じました。
映画を観て感じたことは、自分だけのものでいい‥基本そう思っているのですが、熱を込めながら喋り続けるお二人の会話を聞いていると、あ、こんな風に観たいな、一緒に盛り上がりたいな、と思いました。
「悲夢」も「PLASTIC CITY」も、試写会には結局直前でいけなくなってしまい、残念ながら人に譲ってしまったのですが、このお話は観る前に聞けてよかったなぁと思ったりも。
『自分の生命力とか感性が研ぎ澄まされていく』‥映画館で是非体験してみたいものです*^^*