突然ですが‥私は昔から奈良・興福寺の阿修羅像が好きでした。
少年のようでも少女のようでもある顔、そして体つき。
なのにその顔にはヒゲが生えていて‥3面あるうち一番有名な正面を向いた顔は、優しい顔つきながらもかすかに眉をひそめ、遠くを見る憂いを帯びた目は何もかもを厳しく見透かしているかのよう。
そんな性別や年齢を超えた容姿、優しさと厳しさの混在する表情に、私は子供の頃からずっと惹かれ続けておりました。

そして随分前の話になりますが‥そんな阿修羅像を今年に入ってテレビでよく見掛けるようになりました。
最初は春頃だったか?「日本の仏像」という雑誌が創刊されたというCMで。(もっと最近になってからは、JR東海のCMでも)
そのCMで、「日本の仏像」創刊号の表紙が阿修羅像であること、そして「実物大の写真」付きでなんと特別価格の290円!(笑)‥ということを知り、欲しい〜!‥でも、うちにはただでさえ(オダギリ)本が多いのにどうしたもんか‥と暫し無駄に悩んでいた私^^;

が、実際に書店で手に取ってみると、A4カラー35ページ+実物大写真+付録冊子付きでこの値段は無い!と嬉しくなって、300円で10円のおつりをもらい、即持ち帰ったのでした。
そして帰宅後、いそいそ眺め始めたところで‥『 ! 』

唇‥‥なんとなくオダギリに似てない?

似てるかも‥ 
いや、そっくりかも‥

思わずオダギリ雑誌を並べてみたところ‥やっぱり似てる!
思わぬ発見にプチ動揺&高揚しながら、改めて解説を読んでみると、

『純粋で美しく少し憂いをたたえた少年のようでも、少女のようでもある童顔』
『眉を寄せて遠くに視線を送る眼差し』
『その表情に「自分とは何か」「人は何のために生きるのか」といった人間の心の根源から湧きでる不安と情念を感じる』

‥とのこと。
阿修羅像がそういう像であることはもちろん知ってはいましたが‥改めて目にした解説の言葉に再びビックリ。
これって「誰かがオダギリを評するときの言葉」、そして「オダギリが自分について語るときの言葉」そのままじゃないの〜!(@_@;)

『純粋で美しく少し憂いをたたえた少年のようでも、少女のようでもある童顔』
‥は、「ゆれる」の西川監督があるシーンでのオダギリのことを、“男性とも女性ともわからない神々しさがあった”というようなことを仰っていたことがありましたし、河原さぶさんもオダギリの中には男性的な部分と女性的な部分がある、そして、優れた俳優はそういう両面を持っているものだと仰っていたことがありました。
『遠くに視線を送る眼差し』
‥は、つい最近も書いたばかりですが私がいつもグラビアの中に見る、『カメラではなく、カメラの向こうにある何かを見ている』オダギリそのもの。
『その表情に「自分とは何か」「人は何のために生きるのか」』
‥これは、オダギリが自分の存在について語る時、いつも言っていたこと。

阿修羅像そのものとオダギリが似ていると思ったことは一度もありませんが、私が好きなこの2人の、この不思議な共通点には本当に驚きました。

では最後に2人のそっくり!?を並べてみますね(笑)。

オダギリ            興福寺 阿修羅像
odagiripasyura 似て‥ますよね!?(>_<)