4/7「シネマ堂本舗スペシャル〜知って楽しむ!ニッポン映画〜」
NHK BS-2

昨夜のNHK BS2の「シネマ堂本舗スペシャル〜知って楽しむ!ニッポン映画〜」のゲストが
香川照之さんということをお知らせいただき、ワクワクで見てみました。
番組を進行するのは山本晋也監督と関根真理さん。
そこにNHKの柴田祐規子アナウンサーが加わって、日本映画について話をされる番組のようでした。

番組が始まった瞬間、いきなり「ゆれる」のクライマックスシーン、叫ぶ猛の姿が。
の後、今年2月の「キネマ旬報ベストテン&表彰式」の様子が流され、再び「ゆれる」のダイジェストが流れます。

山本監督:あ〜出ましたねぇ。「ゆれる」(という作品に)はちょっと驚きましたねぇ。
見る方によっていろいろ違う。こうだってはっきりしてないところが文学的でもあるしね。

そんな話をしている監督たちの後方のドアが開き、香川さんの登場です。
「『ゆれる』のお兄ちゃん、来ちゃった!」と喜ぶ監督(笑)。

香川さん:前を通りかかったら、弟の声がしましてこの中から。何だろうと思って^^

弟の声、かぁ‥(>_<)

(↓以下、映画を観ていない人には少々ネタバレ話が出てきます)

香川さん:7年の刑期を無事に終えましてね‥戻って参りました!
‥観てない方には何のことか‥(笑)

スタジオは大受けしていますが、その瞬間、香川さんの顔が稔に見えて‥ドキッ。
ああ、稔さんもこんな風に元気でいてくれたらいいなぁ(T_T)

『「ゆれる」でお父さんが少年時代を撮った8ミリが出て来るけれど、ああいう時の記憶って、男の子の兄弟によってあんなに違うもんかね!?』という山本監督の質問に、

僕もその話はね、オダギリさんと現場でしたりはしてたんですけど、共に二人ともね、実は一人っ子で兄弟がいないんですよ。
これがまたね、お互いにそこら辺は逆に話さないでいこう、っていうような感じで。
だから、わかんないですね、実際違うのかどうか。。
なんかあの台本の通りにそのまま言ったらそうなったっていうことで。
お互いあまり考えないでやろうっていう風に。

と、答える香川さん。

山本監督:だけどまあ、最後のアップ‥すごいよね、バス停のシーン、なんて言うんだろう、微笑み‥じゃないな、言葉がないな、あの笑いは。

監督、感嘆したような面持ちで、言葉を探し探し香川さんに問いかけます。

香川さん:脚本はですね、『笑ったかのように見えた。そこにバスが横切った。完』 っていう風になっているんですよ。

山本監督:バスがこっちから来るわけでしょ。そのタイミング見ながら、カメラこっちにあるわけでしょ。そのタイミングが早すぎても遅すぎてもいけないわけだ!

香川さん:僕はまあ20代Vシネマ時代、そんなっことばっかやってましたから!(笑)
タイミング合わせるとかね、下積み時代に!(笑)


山本監督:あのアップがすごいよな。「ゆれる」って映画、あの笑い‥

香川さん:あのワンカットを撮るために、僕は早川稔っていう役をやったと思っても過言じゃないですね。

山本さん:いや、こんな顔できる俳優になっちゃった、この俳優さんは、と思ってちょっと感動した‥

香川さんは昨年、アニメの声も入れると9本の作品に出演したそうで、『香川さんは見たら忘れられない役が多い、香川さんとしてというより、その役として忘れられないものが多いですよね』とみなさん。
その後、香川を囲んで最近の日本映画界について暫く話された後、別コーナーでデータから見る日本映画の話が‥
そのコーナーを担当されるのは、柴田アナとキネマ旬報映画総合研究所所長の掛尾良夫さん、衛星映画劇場支配人の渡辺俊雄さんという方です。
この辺もとても面白い内容でしたが省略^^;‥結果、数字的なものからも『日本映画が元気になっている』ということがわかるとのこと。


山本監督:しかし、「ゆれる」の西川美和監督って、ちょっとお聞きしたいんですけど、(香川さんは)あまり女性の監督のもとで演出されるって経験ないでしょう?

香川さん:僕はないですね。まずその、男言葉を書いてる流れに、何も澱みがないんですね。
「んなことわかってんだようるせぇなあ!」 のところなんかも、女性が書いてるような感覚じゃないんですよ、読んでいるうちに。
本当に、何十年も人生を経て来て、いろんなことを見てきてる男性の初老の方が書いてるような錯覚を持って読んでいたんで‥(笑)読み終わった時に「ちょっと待って、これ‥彼女、まだ20いくつだよな」って、本当に怖い思いが。
でも一方で、西川監督とオダギリさんが喋っていると、なんかちょっとね、嫉妬したりして‥(笑)

ここで、西川監督の香川さんとオダギリについてコメントする映像が流れます。

西川監督VTR
お2人とも、やっぱりその、映画作り、作品作りってものに対しての情熱とか思いっていうものが、とっても純粋で、非常に作り手の立場に近い思いで臨んでくれるので‥、単なるたくさんのお仕事の中の1つではなくて、自分達も力を貸して、1ついい作品をこの世に残すんだという‥そういう思いで取り組んでくださったので、大変私は助かりました。
‥まぁ大体お2人が決まったという時点で、あ、いい映画になると思う!という安心感をいただいたように思います(笑)^^

西川監督のコメントの間、「ゆれる」の撮影中の映像&オフショットの3人の様子が流れます。3人で笑っているようなシーンも。

山本監督:(西川さんって)僕らが知ってる活動屋さんて感じじゃないよね。映画人ってイメージもないね。(感嘆したように)

香川さん:ほんとに彼女がねぇ、本読んで喫茶店にいたら学生さんですよ。ほんとに。

山本監督:なんか文学部のさ、学生さんみたい(笑)。

ここで、関根さんの『女性の監督』に関する質問に対し、『今まで女性の監督でそういうタイプはいなかった。女性の監督は女性の監督らしく尖ったことを言ったりすることが多かった』と山本監督。
以前「おすぎのシネバラ」で、おすぎさんも同じようなことを西川監督に言ってらっしゃいましたよねぇ。。

また、西川監督のコミュニケーションの取り方というのは?という関根さんの質問には、

香川さん:ひどく普通ですね^^ ああいう(VTRままの)風な、ほんと丁寧な喋り方で、「いいですね、OKですv」みたいな‥^^

「OKです。」のところで、ちょっと可愛らしい声と喋り方を作っている香川さんがカワイかった(笑)。

「ゆれる」に関する部分はこんな感じでした。
ただ、香川さんの映画のお話はまだまだたくさんありましたし、日本映画史を振り返りながら、みなさんで様々な角度からお話されている様子は、聞いているだけで楽しいものがありました。
お酒でも飲みながらこういう話に加わっているオダギリの姿も一度見てみたいなぁ。
出来れば香川さんも一緒に‥v