なかなか書く時間が無かったのですが、私にとってもずっとどういう内容なのか謎だったため、是非紹介してみたいなと思っていた『「パビリオン山椒魚」Annex』。
もぉう中を見た時は予想外な感じでびっくりしました〜
A5サイズでちょっと小さめ。ページも112ページでそんなに厚いとは言えず‥でも値段はちょっと高め;
しかしさすがというか何というか。紙質、デザイン等、細部にまで細かい拘りが感じられる作り。単なる「映画解説本」とは違う‥。感心しました。
一番の“予想外”だったのは、映画には無かったシーンの写真がなんと59ページ分も掲載されていたこと。
『あの人も映画じゃあんな風だったけど、裏では時折こんな表情見せてるんだ‥』
‥なんてふとダマされてしまいそうになるほど(!?/笑)雰囲気ある素敵な写真の数々。
もちろん映画ではあんな風だった芳一さんも(コラ?)、切ない横顔、ヒゲあり山賊の真剣な眼差し、哀愁漂う佇まいなどなど、いろいろな表情を見せてくれています。


■「パビリオン山椒魚 Annex
河出書房新書
112ページ






▼CONTENTS▼

・INTRODUCTION
川勝正幸

・PHOTO GALLERY(59ページ)‥
山椒魚たちの肖像/写真:黒田光一

・PAVILLION
山椒魚秘宝館

・DIRECTOR INTERVIEW
「パビリオン山椒魚」とは?〜館長にきく 冨永昌敬

・CHARACTER INTERVIEW
飛島芳一/あるレントゲン技師の告白 ‥
二宮あづき/三人のお姉ちゃんと私

・EXHIBITION
<山椒魚の部屋>
オオサンショウウオとは?/世界のサンショウウオ
キンジローを飼ってみよう/オオサンショウウオ伝説
<パリ万国博覧会の部屋>
<レントゲン博士の部屋>
<四姉妹の部屋>

・COLUMN
耳なし芳一の小部屋
二宮金次郎の小部屋
サルヴァトーレ・ジュリアーノの小部屋

・SPECIAL INTERVIEW
パビリオン山椒魚探訪記/菊地成孔

ー命燭亡悗靴討蓮△修譴海愁ンジローあり、他のキャストの方あり、後ろ姿あり‥ですが、例えば、
・タバコをくわえ、佇んでいるレントゲン技師の横顔
・投網を手に、カメラ目線の真剣な表情
・と思ったら、あづきにつきまとう!?コミカルな後ろ姿2連発(笑)
・『もしかしたらやっぱり頼り甲斐のあるヤツだったのかも!』と初めて思えたシリアスな表情がステキな“サルヴァトーレ・ジュリアーノ風”芳一+あづきの手を繋いだツーショット
などなど。どれも素敵です。

△海譴蓮嵌島芳一」さんがインタビューを受けているという形のもの。
『「芳一」と名づけられた理由を両親から聞いたことはありますか?もしあったら、そのときあなたはどう思いましたか?』
(この質問に、芳一さんは「実は‥」と思わぬ話をしています/笑)
『‥というか、あの山賊って、あそこで何やってるんですか?』
『いつからあんなことやってるんですか?』
などといったヘンテコな質問に、飛島さんが真剣な口調でヘンテコな回答をしています(笑)。
(あくまで飛島芳一さん自身が答えているので、オダギリジョーさんとは無関係のようです/笑)


‥という感じで、一応「映画解説本」ということにはなっていますが、『作品』の解説というより、「パビリオン山椒魚」という作品が持つ世界観を、より深めさせてくれるマニアックな解説書、登場人物の思わぬ横顔を見せてくれる写真集、といった感じでしょうか。
また今回に限っては、『「パビリオン山椒魚」の人物設定くらいは知っている』という方なら、映画を観る前に読んでおいても大丈夫なのではないかと‥。
むしろその方が作品を十二分に楽しめ、キンジローがより可愛く、登場人物をより興味深く観察出来るんじゃないかな。そんな気がしています^^