06.5.26 『山内トモコのTOKYOエンターテインメントステーション』   
 TOKYO-FM 21:00〜22:00
「BIG RIVER」インタビュー

まずはパーソナリティーの山内トモコさんから「BIG RIVER」ストーリー紹介と感想。その後、
「主演のオダギリジョーさん、もうね、ロードムービーの雰囲気、やっぱりね、すごぉい似合うと思います。はまり役だと思います」
と、力を込めてのオダギリ紹介(笑)。
(今回はわりと淡々としたトーンではあったので、「   」でくくっていない部分は、簡略化した表現になっています。(「   」部分は発言のまま))
 

山内さん(以下「山」):オダギリさんの今回のキャスティング、監督は「アカルイミライ」を見て決めたそうですが、オファーから出演決定までのいきさつは?
オダギリ(以下「オ」):最初にある役者の方から、ニューヨークのある監督が、やってほしい本があるみたいだというような情報をもらった。
で、是非事務所の方に送って頂きたいですと。それが最初だった。
ピンと来たというと大袈裟になるが、なんかやりたいなという気持ちにふとなって、ロードムービーはやってなかったなぁと思い、じゃあ是非と。そういう経緯だった。

山:ピンときたのはどこ?
オ:「どこだったんですかねぇ」
山:「脚本読む前ですよね?」
オ:前なんですよ。アメリカの現場に入ってみたいという興味もあったし、ニューヨークにずっと住んで映像を作っている日本人の感性に、ニューヨークの生活によって何が生まれているのかという興味もあったんだろうと思う。
山:全編セリフ、英語だったし、チャレンジすることも多かったと思うが不安は?
オ:「あのォ‥」 
 
今から真剣な話が始まりそうな「あのォ‥」でした。もしくは、今の質問にツッコミたいところでもあったのだろうかという感じの。
山内さんもちょっと身構えてその続きを待っていたんじゃないかと。

オ:「‥‥ラジオにしては僕テンション低すぎますか?^^;」
 
山:「!! あははははは!」

オ:「大丈夫ですか?(笑)」

山:「‥だい‥じょう‥ぶ‥(笑)」  ←笑ってうまく喋れてない山内サン。

オ:「それが今、結構不安で。はは」 
 ←力の抜けた声で笑うオダギリサン。

山:「あははは‥‥じゃあ(テンション)上げていきましょうか?」
オ:「いやぁはは‥(笑)」 
自分で心配したくせに、そう言われるとすぐ、『いやそれはちょっと‥』トーンを醸し出すやつ^^;
オ:「やっぱ絵がない分、そう言えば随分テンション低く感じられるかなぁと思って」
気配り上手のオダギリはステキ。でも、完全に話の腰折ってます(笑)。
山:「はははは」

オ:「ええーっと‥まぁもちろん、英語で生活してるわけじゃないので‥」
あ、今日は横道逸れても続きをちゃんと覚えてる!エライ!(笑)
オ:「台詞として、プラスかどうかというのはやっぱもちろん不安で、僕がアメリカにいたのは19とかだったんで、もう10年ぐらい前のことですし、どれだけ自分に英語が残っているかっていうのも、あんまり自信が無かったんですけど、まぁ行ってやってみると、例えば日本語でも、東北なまりの役をやると、多分大変じゃないですか、日本人でも。それと同じだなぁと思って。
別に‥英語だから、ということよりも、感情を言葉に乗せるという意味で、全く、違いは無いなぁと思って、それで‥‥安心は出来なかったですけど、まぁ、そんなに不安はなくなりましたね」
 
山:実際撮影はどのように進められていった?
オ:一応固定したホテルがあって、毎回1時間から2時間の場所を転々として(撮影して)。大体、シーンの順番通り撮れたんじゃないかなぁと思う。
(途中、なぜか1回鼻をすすってます/笑)
山:舩橋監督の撮影スタイルは独特な感じ?
オ:「驚いたのは、アメリカのスタッフってうるさんですよ」
山:「! うるさい?(笑)」
オ:「あのうるさい‥っていうか‥(笑)なんて言うんだろ」

話を要約しますと、普通、助監督という人は、監督が撮りたい画のために懸命に監督の補佐をし、例えばプロデューサーと戦ったりすることもある。
でも、アメリカのチーフ助監督はすごくプロデューサー的で、これ以上の時間は(規則で)撮影させられないなど、スタッフのために監督の敵になる。
チーフ助監督のスケジュールや言葉も非常に大きな意味を持っているため、“監督の補佐”という感じではなく‥‥なので、監督可哀想だなぁと思っていたそうです。

オ:「でもその中でハッキリとした意志を示すというか、ちゃんと撮るものも撮って、ちゃんと戦えて、妥協も出来て、とっても柔軟に‥初長編監督とは思えない‥んー身のこなしというか、尊敬できましたね」

山:哲平を演じる上で一番大事にしたことは?
一年経ってますからね‥と考えながら、
オ:「多分、ですよ。やっぱり、日本人らしさというか、別に‥アメリカに染まる必要‥はないし、芝居をしようとも思わなかったし、哲平というキャラクターを通して、僕を通して、その、日本の男っていうものをしっかり見せていきたいなと思ってたと思いますけど」
また、『アリを演じていたカヴィは大人でムードメーカー。スタッフや僕らキャストがいつも楽しくいられるような空気を作ってくれた』『クロエはとてもしっかりしていて、日本人よりも日本人っぽく、周りへの気配りなどがあった』という話をした後、
オ:「僕が‥一番、ガキンチョでしたね」
と自分で付け加えていました(笑)。
 
山:これから映画を観る人へメッセージ
 
オ:「ラジオを聴くというのは、きっといろいろなものを想像しながら、その‥耳だけじゃなくいろいろな感覚を使って楽しむものなんだろうなと思うと‥‥『ビッグ・リバー』も、いろいろな余白の多い映画なんで、その隙間にいろいろなものを詰め込んで、自分なりな映画が作れるんじゃないかなと思うんで、そういう、ぼんやりした見方もすごく面白いと思う映画なんで‥‥、まぁ、ただその‥、アメリカの広大な景色は、家庭のテレビでは、なかなか良さが伝わらないと思うんでね、是非映画館の大きなスクリーンで、観ていただきたいなと思います」

山:「ありがとうございました」

オ:「ありがとうございました(笑)」
 
編集されているのかどうかわかりませんが、ちょっと唐突な山内さんの「ありがとうございました」に一瞬拍子抜けした自分に照れた‥最後はそういう感じでした(笑)。
 
その後、「オダギリジョーさん、ほんっとに話し方も優しい方なんですよね」と山内さん。
「BIG RIVER」、是非見てくださいとのことでした。
(オワリ)