昨日の記事関連で情報を頂いた方から、オープニングでオダギリが歌う(?)「HAZARD」が使われていたが、エンドロールのクレジットには出ていなかったような‥?というコメントを頂き、え、そうなんだ‥!?と。
実は2年半ほど前に、まだ作品としては未完成の状態で1回、それから昨年の「スーパーインディーズ映画祭」で1回と、計2回「HAZARD」を観ているのですが、この2度目の映画祭で上映された「HAZARD」のオープニング。いきなり耳に飛び込んできた重いギター音。鳥肌‥
最初の上映会の時点では当然ながらつけられていなかった、オダギリの「HAZARD」でした。
園監督の詩にオダギリが曲をつけ、歌??とギターなども担当している曲ですが(市販はされていません)、その時のトークショーで、園監督が『オダギリの曲とエンドロール』について面白い話をされていた(のを思い出した)ので、当時のメモを引っ張り出し、無い行間を補いながら^^;、トークショーの様子と「HAZARD」ロケの様子を、再度簡単に振り返ってみたいと思います。(レポは一応あったのですが、事故遭遇分で消失しました)

■2004/10/23 第1回スーパーインディーズ映画祭2004/「HAZARD」上映
プログラムA オープニング作品
東京・テアトル池袋
トークショーゲスト:園子温監督、鈴木プロデューサー、深水元基さん、くらな りんさん

園監督、深水元基さん、鈴木剛プロデューサー、くらな りんさんがトークゲストとして登場。 
「HAZARD」がニューヨークで撮影されたのは2002年の秋、「サトラレ」「天体観測」の直後の頃でした。でも完成したのはそれから2年経った「(この日の)3日前」だったそうで(笑)。
で、
なぜそんなに時間経ったかと言うと。

鈴木P   :いろんな犯罪者がいたことが(笑)。
園監督  :現場のハザードだった(笑)。
(この辺りの話についての真実はわかりませんが、それらしき話は一番最後に載せてあるレポに少しだけあります)

深水さん:初めて2日前に(このバージョンで)見た。当時のことを少しずつ思い出してきた。
園監督  :危ない所でのロケだった。おまわりさんは来てる、何が起きるかわからないという状況。
鈴木P   :ジャンキーがいて、銃を持って走ると危険、ジャンキーが撃ってくると言われた。
園監督:撮影終了後15分後に本当に銃撃戦があった。強盗、放火は実際に回りであった。

ここで確か、「オダギリさんは2週間泊まった。」というような話があったような。(と言うか、ロケ自体が2週間でした)
ニューヨーク滞在中、撮休は無かったそうです。

深水さん:撮影が終わったあとに、ジェイ(・ウエストさん)とはクラブに行ったりした。
自宅に戻らないでという撮影は、役から戻らないのでいい。
ジェイとオダギリくんとずっと2週間いたので、(作品にも)その空気感はあった。

くらなさん:みんな作品のあのまんま(笑)。

深水さん:ジェイくんはあのまま。オダギリくんはもの静か。
‥僕はニコニコと(笑)。

〜テーマ曲はオダギリさんが曲と歌を担当しているが。

園監督 :「HAZARD」の撮影から帰って来たら、オダギリくんが「HAZARD」というテープを作って持ってきた。
詩(詞)
は僕の詩だが、“歌詞は勝手に使わせてもらったんですけど(byオダギリ)”と事後承諾状態(苦笑)。
最初は迷惑だなぁと思って、映画に使うつもりもなく聴いていた。(この辺、園監督は真顔で当たり前のように言われます/笑)
そのうち、だんだんとまぁいいんじゃないかと思うようになってきて。
そしたら知らないうちに(オダギリくんが)CD作ってて、(自分はCDが)出てるの知らなくて、僕にもちょうだいよと。
(オダギリくんは)勝手に外堀から固めてきた(苦笑)。

この時、園監督は、『今日のバージョンはもう1回手直しをするんで、今回勝手に(曲を)作ったというバツで、(曲関連ではオダギリくんのクレジットを)エンドロールの中に入れてない(笑)』と言われていたのですが、今回札幌で見られた方のお話でも、エンドロールに曲に関するクレジットがなかった?とのこと。
え、あのままオダギリ、ないがしろですか!?(笑) 
トークの際のニュアンスでは、いかにも『手直しの際には入れるけど』という風に聞こえたんですけど^^;
ただ園監督なので、ちょっと『ないがしろ愛』みたいなものを感じなくもなく?(笑)
あと、この時には『オダギリくんはまだ見てない』とも言われていたなぁ。(作品自体は見ているはずなので、今回のバージョンを、ということのようでした)

〜オダギリさんと園さんの接点は?

園監督:映画とは違った所で1回出会って、それがキッカケ。
役者としてオダギリさんはいいんじゃないですか。すごく勉強家だしすごくいい。
あれからまた彼で映画を撮ったので(「夢の中へ」)、あまり(当時の彼のことを細かく)思い出せない。

〜映画「HAZARD」が出来たキッカケは?

園監督:最初持ち込まれた企画がひどい内容だった。
どんどん内容を変えて、(元の脚本は)一行も残さなかった。
それで生まれたのが「HAZARD」。
公開の準備は出来ている。「夢の中へ」と同時期公開の予定です。

そうそう、この時には「夢の中へ」と同時期で、DVDも出すという風に言われていたのですが‥。
公開はまたちょっと先送りになってしまったけれど、なるべく沢山の人が観られる形にして頂けたらと願っています。

オダギリの重いギターのリフレインが鳥肌もののオープニング。
どこを切り取っても色彩豊かな画になる映像。
スクリーンの中から放出されるとんがったエネルギーの中、最初は眠い子供のようだったシン=オダギリが、どんどん目覚めたようないい表情になって行く。
「HAZARD」でのオダギリは(特に画的に)本当にカッコいいです。
(オダギリにしては結構セクシー系!?のシーンもあり/笑)
ただ、結構好みは分かれるかなという作品ではあり、「夢の中へ」以上に画面揺れが激しい作品です。(私を含め、酔った話を結構聞きます^^;) 
酔いやすい方は、鑑賞の際、どうぞご注意下さい。