以下、例によって、見つつ聞きつつメモりつつで不明な点も多々あると思いますので、他の行かれたみなさんと理解のニュアンスが違ったらお許しを‥)
 
<映画を観たばかりのみなさんに一言ずつ>
三木監督:
こんなにたくさん集まっていただきましてありがとうございます。
渋谷で初日やって、その後新宿に移って、こんなにお客さん入ってるのは初めて見た。
僕は初日挨拶に行ったが、次の回の方の方が人が多かった。(場内クスクス)
全然愛されてない‥(笑)、非常にムカつきました。(シャイな監督、目を伏せながらのコメント)
 
その後監督が「監督ってそんなもんですよね」と言うと、いや、岩井俊二さんはすごいんですよ!と言われ、更に『すごいムカついた』のだそうです(笑)。
今日の三木監督のこだわりどころ、それはどうも『ムカつく』だったよう。このキーワードはこの先もバンバン出て来ます(笑)。
 
岩松さん:
今日、「イン・ザ・プール」のために舞台に立つと思って来てなかったんで、ただ漠然とここに来たらこんなことになってまして。(場内笑い)
 
岩松さんは、近々近くで舞台を上演されるため、その「仕込み」をやっていたそうですが、この時期の?演出家ってそんなに忙しくはないそうで‥呼ばれてフラッと来たら「こんなこと」になってしまったそうです。
あんまり出てないのにと、かなり恐縮モードでいらっしゃいますが‥いやいや、岩松さんの役、ものすごくインパクトあるんですが。
 
オダギリ:
こんにちは、オダギリです。(夜の「こんにちは」にか笑い声)
僕は初日が明ける時にみなさんと舞台挨拶が出来なかったんで、何かの形でこういう場が持てればいいなと思っていたんですが、ただやっぱり、自分の役がああいう役なんで(場内笑い。オダギリも「フフ」と吹き出す)、観ていただいた後のお客さんの前で喋るっていうのはなんかやっぱり抵抗ありますねぇ(笑)。
なんかこう‥‥恥ずかしいところ見られてるような‥
えー‥まぁ‥頑張りまぁす。(まったりしすぎだよ!で、会場にはまたまた笑い声が)
 
もちろん「見られているような」じゃなく、全員が「しっかり見てる」わけですが。
あと、「こういう場が持てればいいなと思っていた」だなんて。
例え嘘でも社交辞令でも(オイ)嬉しいよ‥
 
<監督の裏話>
最初の三木監督の裏話は、『あの“黒マル”を入れる作業をずっとやっていた去年の夏』のお話。
これだけで会場に笑いが起こり、オダギリもクスクス笑ってます。
三木監督:
(黒丸作業の)その隣りで「ローレライ」っていう映画の同じく合成作業をやっていまして(会場爆笑!)、すごい潜水艦の画とかドーーンとやってて、で、自分の現場に行くと黒丸‥(会場更に大爆笑)

「ローレライ」のスタッフには首をかしげられ(ほんとかな/笑)、非常に『ムカつく話』だったとか(笑)。
で、同じ合成技術でもこんなに使われ方が違うんだなと自虐的におっしゃっていました‥‥が。

でも監督、考えてみて下さいよ?
「ローレライ」の合成は、1つくらい無くたってきっと成立します。(暴言)
でも「イン・ザ・プール」での黒マルは1つたりとも省略出来ない!
重要度で言えば「ローレライ」なんてメじゃない「イン・ザ・プール」黒マルなんですよ!!
‥‥と言ってあげたかった監督に(笑)。
あと、作品については、
<役者さんに恵まれた映画。完成後、これは映画なのかという論評があちこちで繰り広げられているが、楽しみ方は自由、こういう映画もあってもいいかなと個人的には思う>
というようなお話をされていました。
また、次回作「亀は意外と速く泳ぐ」の紹介もあり、
<また小ネタ映画と言われているが、“小ネタ界の黒澤”とふざけて言ってたら、それをスタッフがチラシに入れやがった(笑)。自分で言うのはいいが、人に言われると“小ネタ界”ってどういう界なんだよとムカついた。また足をお運び頂ければ。>
というようなことをおっしゃっていました。(‥気が)
なぜか『ムカつき話』を連発する監督(笑)。でも、もちろん監督の「ムカつく」は、どれもちょっと目を伏せて、ちょっと笑いを含んだとてもシャイなものです。
(へ続きます)