うわ〜ん。
とりあえずは最優秀助演男優賞受賞、おめでとー!!!
 
ぶっちゃけ日本アカデミー賞の結果には、私は重きを置いていなかった。‥はずだった。
日本アカデミーの日本って、日本テレビの日本。そのイベントだもん。
去年の新人俳優賞は嬉しかったし、美女丸は大好きなキャラクターだけど、でも、『え、「アカルイミライ」は受賞の対象じゃないの‥?』と正直思ったし。
今年も、他では評価されているたけしさんは5人の中にも入っていないし、
「誰も知らない」もYOUさんだけだし。
(アカデミー賞で、いい小作品が受賞ってほとんど見たことないし。)
更に、16:00からBS日テレで放送されていた、「日本アカデミー賞授賞式 第一部」技術部門等の最優秀賞では、「血と骨」は結局かすりもせず。
1つも!? こんなのってあり!? (この頃テンションは最低)
 
ただ、第一部放送終了直前に、ずっと授賞式の映像に沿って解説をしていらした映画評論家の品田さんというオジサマが、第二部の俳優部門での受賞レースを予想をしていらっしゃったのですが、
「誰が取ってもおかしくない」「この方は頑張っていたが、案外この方じゃないか」
など、色々迷いながらのコメントという中で、最優秀助演男優賞の予想だけは、
「やっぱりオダギリジョーじゃないかと思いますけどね。」とキッパリ。
たけしとあれだけやれるのは大したもんですよ、と。
そのたけしさんが入っていないのは複雑だけど、もうその瞬間オダギリが受賞したかのように嬉しくなって、案外期待してるんじゃん自分‥と気づく。(この辺からテンションは急上昇)
で、夜が来て、9時になって、あれよあれよという間に最優秀助演男優賞の発表に。
助演女優賞は田畑智子さんか長澤まさみさんだろうと想像はしていたものの、
結果、長澤まさみさんでうーん。私はやっぱり田畑さんがよかったなぁ。
あともう1つ、技術部門等の受賞が、スウィング&セカチュームード一色、いやニ色だったので、
俳優部門で長澤さんに来られるとマズい‥という気もちょっとあった。
だって、森山未来さんは本当によかったし(タダ券があるからと無理に誘われ、セカチュー観た私)、香川照之さん、柴田恭兵さん、吉岡秀隆さんは、いずれも助演・主演関係なく光ることが出来そうな実力派。本当に誰が取ったっておかしくない‥。

ところで、大注目の最優秀助演男優賞のプレゼンターは、昨年、斎藤一役で最優秀助演男優賞を獲得され、「新選組!」では芹沢鴨としてオダギリと共演され、クウガ時代にはわざわざ息子さんとオダギリに会いに行かれた(これは余計かも)、私にとっても思い入れの深い佐藤浩市さん。(前置き長すぎ‥)
佐藤さんを見た途端、そのカッコよさと懐かしさで胸がいっぱいになり、
数時間前までは、日本アカデミーなんて‥と思っていたくせに、
『‥佐藤さんの口から“オダギリジョー”の名前が聞きたいっっ!!』
と突然急激に切実に思えてきた。

でもそれが現実となった瞬間、
佐藤さんの声は自分のやったー!という声と拍手にかき消され、
「オダギ‥」くらいまでしか聞こえなかった(苦笑)。

ところで、呼ばれた瞬間のオダギリのあの顔。見ましたか。見ましたよね。もぉぉぉぉぉ(絶句)。
なんだかんだ言って、日本アカデミー賞の授賞式は毎年見て来た私ですが、受賞の瞬間、あんな子供みたいな表情をした人を見た記憶はない。しかもシブい助演男優賞でだよ。
正面を向いたまま眉がぴょこっと上がって、いたずらがバレた時の子供みたい。
仲間に囲まれての受賞はより嬉しかっただろうなぁ。
なぜか足元がふらついてるようにも見えたけど(笑)、余裕ありげな笑顔を浮かべて壇上に向かうオダギリ。
‥が、実は余裕は全くなかったらしい(汗)。
口を開くなり、「あぁあ‥‥‥なんか‥キモチワルイですねぇ‥」 ゲッ。
「表情に出てると思うんで勘弁して下さい。」 オイッ‥(涙)
最近、何回か耳にした覚えがある気がするオダギリの「キモチワルイ」。
『何だか現実感がなくてとても居心地の悪い感じがする。どう伝えたらいいのか自分でもわからない、そういう気持ちの悪さの中にいます。』 ‥今までもそういう時に使っていた気がするけど‥
出来れば同時通訳でもさせてほしいよ‥(涙)。

ところで、切り替わっていたカメラから会場に映像が戻った時、マイクの前でボーッと何かを待つ様に立っているオダギリの姿が一瞬映っていた。そして関口さんに挨拶を促されるオダギリ。
もしかしたらオダギリは、まず自分への質問か、進行の言葉か何かがあると思っていたんだろうか。だから、関口さんの言葉に動揺して慌ててしまったんだろうか。
それとも、その時から頭は真っ白で、既に立ち尽くしていたんだろうか(苦笑)。

結果的にオダギリの受賞から流れが変わり、嬉しいことに「血と骨」は監督賞、主演女優賞と主要3部門に輝いた。
京香さんの受賞も嬉しかったけれど、私は崔監督の受賞が嬉しかった。
監督賞は作品の顔でもあると同時に、作品を支える裏側の人を代表する賞でもある。
第一部の技術部門では、残念ながら「血と骨」は1つも頂点に立つことが出来なかったので、オダギリ&京香さんの受賞を喜びながらも、このまま華やかな部分だけの評価で終わってしまうのだろうか‥とちょっと悲しくもあった。なので、嬉しそうな崔監督の様子を見て、本当に私も嬉しくなった。

で、いきなりですが、授賞式を見て嬉しかったこと。

インタビューされた時のコメント、自然で率直な感じでよかった。
それから、受賞した瞬間からステージに向かうまでの表情も、飾られたものは一切無さそうな所が本当によかった。
あと、「オダギリジョーさんです」と言った後、一呼吸おいて、遠くを見る目で微笑まれた佐藤浩市さん。きっとその視線の先にはオダギリの姿があったんじゃないかな。
更に遡って、助演男優賞受賞者4人がステージ上に現れ、並んでお辞儀をするシーン。
オダギリは、やっぱり他の誰よりも一番長く頭を下げていた。オダギリはいつもそうですが、やっぱり嬉しかった。
コメントが少々アレで‥‥アレ過ぎただけにアレだったけど(汗)、あのお辞儀を思い出すと、
『ああ、やっぱりいいなぁこの人。』
単純にそう思ってしまう自分がいる。

主演俳優は1作品につき(一応)1人だけしかいないもの。
でも助演男優の役者さんは、1つの作品に10人だって20人だっている訳だ。
その中で特に評価され、更に全作品の助演男優たちの中で頂点に立つということは、本当にすごいこと。
別に日本アカデミー賞に限った話ではないものの、その受賞の瞬間を見られたことは
やっぱり嬉しかった。ありがとう日本テレビ(笑)。
そしてオダギリ、本当におめでとう。